第21話 馬鹿な上司ほど部下が集まりやすい
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ったの? ファイトしたの? パーティー組んでたの?」
「あぁ、しかし流石は執務官とか呼ばれてるだけあるな。正に鬼神の如き強さだった。この俺でさえあの強さにちょっぴり見とれてしまった程だからn――」
言い終わる前に近藤の顔面には銀時の鉄拳が叩き付けられていた。叩き付けた本人の顔は憤怒の如くぶち切れていたのだが、殴られた近藤自身はそんな顔が見られない為残念極まりなかったりする。
「この糞ゴリラがあああ! 家の大事な金のなる木……じゃなかった、玉の輿に変な事教える気だったのかぁコノヤロー!」
怒鳴りながら近藤の胸倉を掴み前後に激しく揺らしまくる。銀時としてはクロノが自分達と同じ変態出身でもある真選組とコンビを組んでいた事が許せないのだろう。
「ちょ、ちょっと待て万事屋ぁ! 一体何をそんなに怒ってるんだぁ? お前の怒ってる理由がさっぱり分からないんだがぁ?」
「馬鹿野郎! 家のクロノ君はなぁ、将来俺達坂田家の下に嫁ぐって決まってるんだよぉ! それをてめぇらみたいな馬鹿と変態しかない病原菌の塊んなかに放り込んでもし変なもの貰いしたらどう責任とるつもりだぁゴラァ! タマ切ってメスゴリラにでもしてやろうかぁ!」
更に怒りの言葉を述べながらいっそう激しく前後に揺らす。相当気持ち悪かったのか近藤の顔がみるみる青ざめていく。
このままだとかなりヤバイ現象が起こりそうだ。
「ちょ、ちょっと銀さん落ち着いて下さいよ。最近銀さんどうかしてますよ! 江戸に居た時の銀さんは其処まで短気じゃなかったでしょ?」
「るせぇ! てめぇに何が分かる。弱体化したせいで思うように力が出せなくて欲求不満なんだよこっちはよぉ!」
どうやら弱体化したせいで主人公らしい活躍が出来ないのが余程不満なようだ。確かに此処に来てからと言う物の碌な活躍をしてない。
敵魔導師であるフェイトと遭遇した際にはボコボコにされるし、アルフとの戦いの際には三人揃ってやっと勝てる始末。
三戦フェイトと戦ったが内白星を上げたのと言ったら一戦だけだし、その後木の化け物であるロストロギアとの戦いでは一方的な負け試合に終わった。
此処に来てからと言うもののケチのつきっぱなしなのだ。
「銀ちゃんの言う通りアル! 早く江戸に帰って元の超絶無敵銀河最強神楽ちゃんに戻りたいヨォ!」
神楽も同様に嘆いていた。と言うのも、神楽自身力による戦法が主流だった為にその力が出せなくなると途端に弱体化の影響が出てしまったのだ。
恐らく、一番響いているのは神楽だと思われる。
「なんでぃチャイナ。お前どうせならその世界で骨でも埋めれば良いじゃねぇか。何なら介錯してやろうか? 但し、偶に手元が狂うかも知れねぇけど」
「上等だぁゴラァ! そん時ぁてめぇも道連れにして死んでや
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