第21話 馬鹿な上司ほど部下が集まりやすい
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りました。これより、クロノ・ハラオウン……いや、バカ執務官、現場へと急行します!」
感情の波を何とか堪えつつ、クロノは転送装置の中へと入った。その後に続きユーノも入っていく。
転送の光が二人を包み込み、やがて二人をその場から転送させていった。
それと同時に光は消え去り、辺りはまた元の薄暗さを取り戻す。
「有り難う、銀さん」
「あ? 何がだよ」
唐突に声を掛けてきたリンディに銀時は尋ねる。
「わざと汚れ役を買ってくれたんでしょ? クロノを迷い無く行かせる為に」
「え? そうだったの!?」
全く理解してなかったなのはが素っ頓狂な声をあげている。そんな答えに、銀時は思わず笑みを浮かべてしまった。
「ま、しょうがねぇだろうが。バカを元気付ける為にゃ俺達バカ先輩がひと肌脱がにゃならねぇ。面倒臭ぇがそれがバカの特権って奴さ」
そう言いながら銀時はモニターに視線を送った。間も無くあのモニターに転移したクロノとユーノが映るだろう。
目の前には巨大になった竜巻がある。だが、問題などない。
何故なら、あの二人は既に銀時達と同じ、立派なバカなのだから。
「見せてみろ、お前のバカっぷり。俺達がしっかりと見届けてやる!」
バカの戦いを全て見守ろうと、決意を胸に、銀時はモニターに向かい、叫ぶのであった。
つづく
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