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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第108話】
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だが……。

……そういや、海パン家にあるが新しく買うかな。


そんな笑い声が絶えない教室を、織斑先生が軽く咳払いしただけで治まり――。


「ではSHRを終わる。各人、今日もしっかり勉学に励めよ」

「あの、織斑先生。今日は山田先生はお休みですか?」


そう言ったのはクラスのしっかり者の鷹月さんだ――何気に下の名前のしずねの【ね】って漢字が難しすぎて俺には書けないのは内緒。

だから平仮名で書く、そっちのが可愛く見えるし。


それはそうと彼女、実は結構見た目が好きだったりする、俺が。

まあ=恋愛感情ではないんだが……話したのも数回しか無いからな。


話は戻すが、鷹月さんが言った通り朝から山田先生が居ない。

本来ならこういう説明はいつも山田先生が行っているのだが。


「山田先生は校外実習の現地視察に行っているので今日は不在だ。なので山田先生の仕事は私が今日一日代わりに担当する」


織斑先生がそう言い、一気に女子達が騒ぎ始める――。



「ええっ、山ちゃん一足先に海に行ってるんですか!?いいな〜!」

「ずるい!私にも一声かけてくれればいいのに!」

「あー、泳いでるのかなー。泳いでるんだろうなー」


そんな風に話の輪が咲き乱れる様に広がる――この辺りは十代女子の特徴だろう、話題があれば一気に伝染するかのように賑わうのだから。

そして織斑先生は、そんな女子達を鬱陶しそうにしながら言葉を続けた。


「あー、いちいち騒ぐな。鬱陶しい。山田先生は仕事で行っているんだ。遊びではない」

「「「はーい」」」


そう揃った様に返事をする一組女子一同――チームワークというか既に連帯感が生まれているようにも感じた――ただ、篠ノ之だけはどこかつまらなさそうにしていたのに気づいたのは多分俺だけなのかもしれない――。
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