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アイーダ
第一幕その四
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手であった。
「彼自らテーベに迫っているのです」
「何と」
「これはまずいぞ」
 大臣達も神官達も口々に言う。ファラオはそれを玉座から黙って聞いていた。
「テーベでは守りを固め国境に援軍を向けています」
「もうそこまでか」
「これはやはり」
「よし」
 ファラオはここまで聞いて力強い言葉を出してきた。
「では今よりその悪辣なエチオピアを討つ勇者を呼ぼう」
「その勇者とは」
「ラダメス」
 王は正面を見据えたままラダメスの名を告げてきた。
「ラダメス、出るのだ」
「はい」
 ラダメスはその言葉に従いファラオの前に進み出てきた。そうして跪いて告げるのであった。

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