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ソードアートオンライン VIRUS
エピローグ
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ど、防御もあったほうがいいからやっぱり力と防御が少し高くて均等なら、ノームのほうがいいのか?」

「ノームか……確かに実際、格闘技って避けるよりも受け流したり弾いたりが多いからな、それは助かるな」

「まあ、俺もそこまでしかわからないからあとは自分で調べてくれ」

「わかった。ありがとな」

 そう言って純は部屋から出て行った。最初のころと違ってここまで関係がよくなったのは本当によかった。このまま、最初の状態だったら本当にウィルスのことに協力すらしてくれそうになかった。

 本当によかったと思い、そのままベットに寝転んだ。ふと、携帯にメールが入ってることに気付き、確認する。

Re:何時こっちに帰ってこれるんだ?

【お前がいなくてスグやユキが寂しがってるぞ。それにアスナもあんまり会ってないからお前のこと心配してるし、早くこっちに帰って来いよ。ユイも早くユキの元気な笑顔が見たいって言ってるしな。それと、福岡にいるならなんかお土産買ってきてくんない?】

 和人からそんなメールが届いていた。最初にいいことを書いているのに後にお土産をねだっているので台無しになっているが。しかし、そのメールを見ると頬を緩めた。

「相変わらずだな。まあ、俺も早く帰って会いたいしな」

 そして、和人にもうちょっとで戻るとメールで送り、そのまま携帯を置こうとするとまたメールがきた。

Re:バイトの件

【お前がバイトするって言うからお前にはこれぐらいのレシピを覚えてもらわねえとこっちもバイトさせることが出来ないんだ。まあ、最低限のやつだから大丈夫だろ?お前って案外器用だしな】

 今度はエギルのバイトの件か。すぐにレシピを開くと自分の一度は作ったことのあるものであった。

 これぐらいなら大丈夫だな。そしてエギルにもメールを返信した。

「……あいつらも元気で何よりだな。確かにアスナとかリズやシリカには連絡入れてないしな。いい加減一回はあっておかなきゃな……」

 そして、目を閉じた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 そして数日が経ち、福岡の家からエギルの家の付近に引っ越しするときがきた。

「優君。君があっちに行って家も寂しくなると思うからたまには顔を出しに帰ってきてくれよ」

「一応お盆と正月には帰ってきますよ。それに定期的に電話で連絡するんで心配しないでください。それと、BFOでの流派は純に譲ってるんで大丈夫です」

「そうか。しかし、ほんとに優君は頼もしいな。少しは純も見習って欲しいな。最近はたまに来るからよくなったが優君は毎日だしな」

「うるさい。俺だってがんばってるんだよ。朝は弱いから無理だけど」

「優さん、今度は他の料理を教えてくださいね」

「優、ちゃん
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