第十一話「セシリアVS一夏」
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と同じ黄金の輝きを放ち、深紅の鬣をなびかせる馬が現れる。
そのまま轟天の背にまたがり、一夏はビットの追撃を振り切る。
「轟天!」
HIHIIIIIIIIIIIIIIIIIN!!
一夏の雄叫びと共に、轟天は地面を蹴って跳躍し、さらに一夏は轟天の背から跳ぶ。
KAAAAAAAAAAAAAAAAN!!
轟天が着地すると同時に打ち鳴らした蹄音が響き渡り、牙狼剣が一回り大きな牙狼斬馬剣へと変化する。
一夏はその牙狼斬馬剣を振りかざし、セシリアへと接近する。
「オオオオオォォォォォオオオオオ!!」
「クッ!ティアーズ!!」
一夏の迫力に気圧され、避けることが不可能と判断したセシリアはすぐさまビットを呼び戻して盾とする。
三基のビットがセシリアの前方に配置され、残る一基は轟天を狙う。
大剣とビットが火花を散らしながら、拮抗する。
「フッ!どうやら、私を斬れないようですわね!!」
「そのネタは一回やったわ!轟天!!」
ビットの動きを予測して跳んだ轟天は、ビットを前足で捕えてビットを地面に打ち付けると共に蹄音を鳴り響かせる。
KAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAN!!
「オオオオオォォォォォオオオオオ!!」
「そんな!?」
力を使い果たしたのか、轟天は消えてしまうが、牙狼斬馬剣がさらに一回り大きく、身の丈など優に超す大牙狼斬馬剣となり、セシリアは思ってしまった。
アレは、とても重そうだと。
一夏が使う再現されたソウルメタルは触れる者の想いによって重さや耐久力を変える。故に、軽いと思えば持ち手の体を浮かす程軽くなり、重いと思えば大地を割る程重くなってしまい。
よって、ビットを通して触れるセシリアの重いが反映されて、重量が増した大牙狼斬馬剣に耐え切れず、ビットが切り裂かれる。
刃はそのままセシリアの体も狙うが、それは体を捻ることで回避するが、すれ違い様に再び大牙狼斬馬剣を投げつけられたため、反応ができずにアリーナの壁に叩き付けられる。
大牙狼斬馬剣は元の細身の長剣に戻ると、そのまま上空へ飛んで回転しながら落下を始める。
「ゲホゲホッ!やってくれましたわね!!カスール!ジャッカル!」
セシリアはバチバチとショートするブルー・ティアーズを量子化すると、両手に漆黒と純白の大型拳銃を実体化させて構える。
「いやいや、中々やるようになったじゃないか、セシリア」
すでに鎧の制限時間が来たため、純白のコートを翻しながら拳を突き出す一夏は、うれしそうに笑う。
「お褒めに預かり光栄ですわ!この一撃に全てを賭けますわ!!」
「乗った!俺も早く休みたいんでね!!」
まるで獰猛な獣が獲物を仕留めることを確信したような笑みを顔に貼り付かせ
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