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アイーダ
第四幕その二
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た。そうして主の周りに来た。
「あの方がもうすぐ」
 アムネリスは彼等に顔を向けて言う。
「このままでは」
「ですが」
「裁判の場に入られるのは裁判官の方々と裁かれる者だけ、ですから」
「それでも私は」
 アムネリスは神殿を見やる。行きたいがどうしても行けなかった。侍女達が懸命に彼女を止めていたのである。それで動くことができなくなっていた。
「神々よ」
 神殿の中からランフィス達の声が聞こえてきた。裁判の前の詠唱である。

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