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って、久しぶり、アスナさん。咲亜だよ。・・・お見舞い来るの遅れてごめんね」
そう、私は、今日始めて彼女のお見舞いへこの病院に来たのだ。
随分遅れてしまったのだが。
「・・・きれい、だね」
「・・・ああ」
「絶対、助けないとね」
「当たり前だ」
兄はしっかりと、言い切った。
私は空気が読めるコなのです。
ということで。
「お兄ちゃん、私はさきに帰ってるから。早く帰ってきてね。ログインは同時なんだから」
「・・・ありがとう。・・・すぐ帰るよ」
私は小さく微笑むと、病室を後にした。
帰ろうと、エレベーターへ向かった、そのとき。
ひとつの病室のドアが大きく開いていた。
清潔感あふれる白いベットに横たわり眠る、黒髪の・・・青年。
私は、その顔に酷く見覚えがあった。
「・・・レオ・・・?」
ベットに横たわる彼は。
病室のプレートに、秋葉玲遠と表記してあった。
それを見た瞬間、私の足は、勝手に病室の中へと動いていく。
「レオ・・・、レオ、だよね・・・?」
答える声はない。
「やっと、会えたね・・・?」
でも確実なこと。
「久しぶりだね・・・レオ・・・!」
この青年は、レオだということ
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