第82話 災いの天使(ディザスタエンジェル)
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ョ「とにかく、待機所に行こう。早く2人の手当てをしないと。」
ル「うん!」
リョウはガジルを背負い、私はリリーを抱いて待機所へ急いだ。
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『ここからギルダーツ目線でいきます。』
マスターをあんな風にさせるって事は、俺たちに喧嘩売ってんだな。それなら、納得いくまでボコボコにしてやるよ。しっかし暑いなぁ〜。砂漠だから仕方ねぇか。
カ「このくらいの暑さ、我慢しなさいよ。」
へいへい。その時、
ス「俺も暑いっす・・・あなたに同意するっすよ。」
ありがたく俺に同意してくれたのは、耳に銀色のピアスをつけて、白い蜘蛛の巣の模様がついた黒い服を着た男だった。そいつの服に白い災いの天使の紋章が刻まれていた。
ラ「こいつがじぃじを・・・!!」
ス「こいつじゃないっす。俺のコードネームはスパイダーっす。覚えてほしいっす。」
ジュ「スパイダー・・・蜘蛛?」
ギ「随分しゃれたコードネームだな。」
ス「マスターが付けてくれたコードネームっす。俺のお気に入りっす。」
喋り方もしゃれてるな。
カ「いちいち〇〇っすうるさいんだよっ!!カードマジック、死神の恋人!!」
ジュ「水流烈鞭ッ!!(ウォーターカーネ)」
ラ「レイジングボルトッ!!!」
あ〜あ、あいつもやってくれるね〜。俺の出番はなしって事か。・・・ん?
ス「蜘蛛の糸(スパイダースレット)。」
手から白い糸が伸び、カナ、ジュビア、ラクサスの動きを止める。
カ「えっ?」
ジュ「な、何ですか?この糸は?」
ラ「気持ち悪ィな。」
ス「蜘蛛の糸はそう簡単に解けないっすよ。狙った獲物は逃がさないっすから。蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)」
カ&ジュ&ラ「!!!」
3人はその場に倒れた。
ギ「お、おい!どうしたお前等!!」
慌てて駆けつけると、3人の呼吸が荒い。あいつ、毒を・・・!!
ス「安心するっす。俺の毒はすぐには死なないっす。でも、天空の巫女の魔法では、治せないと思うっす。」
ギ「はぁ!?」
てゆうか、なぜウェンディの事を・・・?
ス「災いの天使は情報通っす。俺はもうここに用はないっす。また会ったら戦おうっす。ギルダーツさん。」
そう言うとスパイダーは瞬間移動で姿を消した。あいつ、俺の事も知ってるのか?確かに情報通だな。って、そんな事より早くこいつ等を運ばねぇとっ!!俺は3人を何とか背負い、待機所まで走った。
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