暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第44話 新たな試練は幕を開けるようです
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しかった自分がいるよ・・・。

多少は教師っぽくなったのかな・・・?



「あ、アニキ!あれヤバくねーか!?」

「ん?………ん!?」

「みんな酔い潰れてしまったみたいですが……。」


酔い潰れ・・・ってなんで!?

・・・・・・・あぁ!滝の上にお酒の樽が!?誰がこんな悪戯を!


「ん?なんだかお酒臭くないですか新田先生?」

「言われてみれば………。」

「あーー!その、えっと!?(―――って、焦る必要はないのか。)

その、滝の上にお酒の樽が仕掛けてあって。みなさんが飲んでしまったんです。」

「えぇ!?ああー、本当ですね……。全く、誰がこんな悪質な悪戯を。

――ネギ先生。申し訳ありませんが、全員をバスに乗せて旅館に行ってくれますかな?」

「はい、分かりました。」


酔い潰れていないみんなと協力して、いいんちょさん達をバスに乗せ旅館に向かう。

吐く必要のない嘘とか、誤魔化すなんていらないんだよね。

・・・正義じゃなくて、正しい事をすればいいんだ。・・・ですよね。


「ったく、困ったモンね。ん?なんか言った、ネギ?」

「いや、アハハハ。何でもないです。」

「むぅぅ〜……。アンタ、出発前からなにか隠してない?『アッチ』関係で。

と言うか、そっちしかないけど。」


・・・明日菜さん、勘に関しては愁磨さんと同じくらい凄いんじゃないかって思うんだけど。

今更だし、いっか・・・。


「実は、学園長先生から頼まれて関西呪術教会――麻帆良学園と仲が悪い所がありまして、

そこに仲良くしましょうって手紙を持って行く事になってるんです。」

「へー、面倒な事になってるのね。……で、今日の変な出来事全部そこの仕業な訳ね?」

「………明日菜さん、あなたって本当に凄いですね。

と、そう言う訳です。すいません………。」

「いいわよ、気にしないで。今更ってもんでしょ。

で、またなんか手伝えばいいんでしょ?気が向いたら手伝ったげるわよ。」


そう言って、不敵にも見える顔で微笑む明日菜さん。

僕の周りって、カッコイイ人が多い気がするなぁ。


「でですね、姐さん、アニキ。俺っチはあの桜咲ってのが一番怪しいと思――」

「「いや、それは無い。」」

「それって、愁磨さんが刹那さんがスパイだって知ってるって事だよ?

あの人、約束は守るから……麻帆良に不利益起こす人だったら排除してるか懐柔してるよ。」

「……ネギ、あんた毒されて来たんじゃない?」

「うぐ……。と、とにかく。スパイとかの心配は無いよ。」


そりゃ、全く無いって思うのもダメだけど。


「あ、いたいた。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ