第43話 その後と準備は平和なようです
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少ないんだから適当につk「ゴーヤクレープ一丁〜〜♪」
「あ、私も〜。」
「話を聞かんかーーーッそこのバカ二人ーーーー!!」
全く、いっつもこの二人は話を聞かないんだから。
そのせいで何回・・・・何回・・・・・。
「もう!私も食べる!!」
「おー、食え食え。そしてどんどん太りなさい。」
「うっわ、これホントに苦ッ!!」
何回、私も巻き込まれて散財した事か。
「あー、あの服カワイイーー!」
「あ、本当だ。いいかも……。」
「ねーねー、これ京都っぽくない?」
「どこがよ。」
と、主に桜子が騒ぎながら原宿を歩いていた私達。
うーん、なかなかこれっていうのがないわね。
「―――ん?」
「どしたの、神埼?」
「いや、あれ……。ネギ君と木乃香じゃない?」
指差した方を見ると―――確かに、ネギ君と木乃香が居た。
こんなところで二人で何してるんだろ?・・・二人、二人・・・!?ま、まさか!!
「なな、これなんかどうやろネギ君。」
「あー良いですね!かわいいですよー!木乃香さんに似合いますねーー!」
「あんもー、ちゃうてネギ君。」
・・・・・・こ、ここここここここれはまさか!?
「「「で、デート!?」」」
「いやいやいや、ネギ君10歳だし、兄妹感覚で買い物来ただけじゃない?
私たちみたいに、修学旅行で着る服とか。」
「それでわざわざ原宿まで来るーー?
それに、ネギ君ただの10歳じゃないし、愁磨先生も恋に歳は関係ない!って言ってるし。」
「た、たたたたたたた大変だよぉ!!ね、ネギ君が生徒に手を出したなんて知られたら!!」
・・・・・・・・・・・・こ、今度こそ愁磨先生にヤられる!?
って、ちょっと待った。
「ねぇ、この場合手を出したのは多分、木乃香の方じゃないの?木乃香、面倒見がいいから……。」
「あ、そっかーー。」
「確かに、それっぽい感じよね。大体、あの二人同じ部屋で暮らしてるんだもんね。
それで、母性本能くすぐられて、いつかそれが恋愛感情に……!!」
・・・・・・ダメだよ!!
結局禁断の恋愛に違いは無いじゃん!!(愁磨先生は放っておいて。)
「とにかく、当局に通報と事情説明を!!」
「と、当局って職員室とか!?そんなことしたら2秒で愁磨先生が飛んでくるよぉ!!」
「んな訳ないでしょうが!!あ、繋がった!もしもし、明日菜!?」
『はぁーい……。何、神埼?折角の休日だってのに―――』
あ、やっぱり明日菜か。
いくら寝るのが早いって言っても同部屋。事情を知らない訳が無い!
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