第42話 少年は騙され、少女が守るようです
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次に、クラスの人達。その次に、麻帆良の人達。でも―――
「僕の……僕が、そんな風に自分を犠牲にしてまで守りたかった人達は、その人が、壊したんです。」
「・・・・"蔡雅"。」
杖に魔力を通して槍の様にすると、アリアさんはさっきの大きな鉄扇を広げる。
『降り立つ聖天』を防がれた以上、多少の魔法ではあの鉄扇でかき消されてしまう。
だから、槍の先に集めての一点突破・・・・これしかない。
「あああああああぁあぁああぁぁぁぁあぁあああ!!!」
ドンッ!!
学園長先生から教わっていた『瞬地』もどきを使って、それでも普通の数倍の速さで突撃する。
アリアさんはそれを畳んだ方の鉄扇で防ごうとして―――
ザクッ!!
鉄扇で防がれた感じも、触れた感じもせずに、何かに刺さる感触がした。
「アリア、よくやってくれた。ハハッ、まさかお前がそんな事言うなんてな。
知らない内に育ってるもんだな。」
「ぱ、パパ・・・・・!?」
槍の先には、アリアさんを抱きしめて頭を撫でている・・・・すごく優しい顔をしている愁磨さんが居た。
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