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少年は魔人になるようです
第42話 少年は騙され、少女が守るようです
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ャー!

「う、わ、ちょ、わわわ!!ね、ねぇ。これ触っても、良いのかな?かな?」


ねこ缶をお皿に出すと、ねこさん達が集まってくる。

もみじは、足元に来たねこさんに、恐る恐る手を伸ばしながら聞いてくる。

・・・・ねこさんって、魔除け?だってパパが言ってたけど・・・だいじょぶだよね。


「・・・・うん、この子たち・・・・やさしい。」

「そっか!わしゃしゃしゃしゃ……おお、もっふもふじゃん!!

キミ〜はどうかな〜〜♪わっしゃ〜しゃ〜〜♪」


・・・・・変な歌歌いながら、ねこさんを次々回収してく。嫌な顔してないし、多分・・・だいじょぶ。

もみじ、今なら夢中になってるから・・・・だいじょぶ。

私はそっともみじ達の傍を離れて、ずっとつけてきてた、パパの敵の後ろに『ぎじてきにわーぷ』する。


「一人だけお願い、『神虎(シェンフー)』。」

「「「なっ!?」」」


私が『神虎(シェンフー)』を呼んだ声で、やっと気がつく・・・敵?そっか・・・こんなに、弱いんだ。


「・・・・・なにか、用?先生。」

「アリアさん……!!クッ、『光よ(ルークス) 弾けろ(バーンナボル)!!』」


ネギ先生が閃光弾・・・みたいな魔法を放って、目くらましをする。

けど、無駄・・・・。パパとママと戦ってて、この程度なら・・・・見飽きてる。


「『神虎(シェンフー)』、捕えて・・・。」
ゴロァルル.....

「今のうちに、もみj――うわぁ!?」

「ネギっ!!あう!」

「兄貴!姐さん!!って、おおおお!?食わんといて!食っても俺っチは美味くないぜ!?」

「うるさいだまって・・・。あなたみたいな、汚いの・・・・食べさせない。」


捕まえた三人・・・?は、思った通り・・・ネギ、明日菜、・・・・・変なのだった。


「もう一回だけ、聞くね・・・・。なに、してたの?」

Side out


Side ネギ

「もう一回だけ、聞くね・・・・。なに、してたの?」


僕たちは、もみじさんを・・・いや、魔王を倒そうと後をつけて来た。

だけど、あっさりアリアさんに捕まってしまった。

なんでだ!?愁磨さんにすら僕たちの位置までは分からなかったのに!!


「(まずい、まずいまずい……!!この虎、明日菜さんに触っても消えない。

と言う事は、魔力や魔獣じゃなく別のモノで構成された召喚獣!

抜けだす事は……出来るけど、時間が足りない!)」


ここは仕方ないと判断した僕は、一昨日の事を多少混ぜながら話す。

・・・なんだか、嫌な事ばっかり教わる。


「……昨日、第二学園長会の人から話を聞
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