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少年は魔人になるようです
第42話 少年は騙され、少女が守るようです
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・・・・。」

「あ、う…………。ぅう…………………。」


あのあと、職員室に戻ったら、アリカママはお仕事がまだあるって言った。


『すまぬ、愁磨にどやされてしまったのじゃ。

こやつらに赤点を取らせると、夏休みアリアと遊べんからの。』


ばかれんじゃー四人が、英語の補習なんだって・・・。

アスナ・・・明日菜は、英語だけできるから・・・なしだった。

前は一番だめだったんだって。パパが魔法の事教えたから、記憶・・・なにか変ったのかな?


「アリアさん、もみじさん。こんにちは。」

「ちゃちゃ・・・なにしてるの?」

「お買い物です。夕食と、猫の餌です。」


歩いてたら、ちゃちゃと会った。スーパーの袋から、ネギが出てる。・・・アレの事じゃない。

餌も買ってるし、ねこさんのところ、行くみたい・・・・。


「いっしょ、行く・・・・。」

「かしこまりました。もみじさんはどうしますか?」

「え、あの、ボクは………行ってもいいの、かな?」

「ねこさん、いじめないなら・・・・・いい。」

「うぇえ、いじめないよぉ!じゃあボクも行くね!!」


・・・・騒ぐのも、だめ、なのかな・・・?一人くらい、いっか・・・・・・。


「それでは、お先に行って頂けますか?まだ買い物が残っているので……。

すぐに参りますので。」

「・・・ん、わかった・・・・・。いこ、もみじ。」

「え、あ、うん!じゃーね、茶々丸!」

「はい、お気をつけて。」


ちゃちゃと別れて、裏道に入ってく。


「――――ね、なんで手伝うって言わなかったの?

アリアんなら茶々丸の手伝いすると思ったんだけどな?」

「・・・・・ねこさん、おなか減ってるから。ちゃちゃ、時間決めてるの・・・。」


毎日あげると、自分でごはんがとれなくなるから・・・・・毎日じゃないけど。

毎日来るくらいなら、飼った方がいい。あぶなく、ないし・・・。

でも、20匹くらいいるから、飼うと・・・大変・・・。


「・・・・ここ。」

「はぇー……なんか、綺麗な所だね。」

「ん、わたしも・・・そう、思う・・・・・。」


ビルに囲まれてるけど、汚れてない、不思議な場所・・・。いっつも、ねこさんがいっぱいいる。


「ニャーニャー!すっごくいっぱいいるね!ニャーーふげっ!?」

「・・・いじめちゃ、ダメって・・・・言った。」


走っていこうとした首根っこをつかんで、止める。

・・・・にわとりじゃないんだから、すぐに忘れないで、ほしい・・・・。


「にゃー、ごはんだよ・・・・。」

ニャー ニャーニャー ニャ? ニャニ
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