―始業式―
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『――新入生代表、早乙女レイ』
明日香とともに始業式に駆け込むと、何とか新入生代表挨拶には間に合って……ないか、もう終わってしまったらしい。
ジェネックスの成績を認められた為に、高等部へ編入となったレイの代表挨拶を見ていてくれ、とレイには言われていたのだが……後でお小言確定だな、これは。
本来ならば始業式はこれで終わりなのだが、鮫島校長先生が壇上にマイクを持って立ったことにより、生徒たちが『まだ何かあるのか』とうんざりした様子を漂わせる。
このタイミングでの発表ということは、ジムを始めとする――一人ということは無いだろう――留学生たちの発表なのだろう。
鮫島校長の説明とともに、分校チャンプであるらしい留学生たちが、そのどれも特徴的な姿を本校の生徒たちの前に現した――約一名は遅刻しながらの到着であり、十代と何やら一悶着あったが。
もはや説明不要というか、始業式の前にデュエルした男、サウス校代表であるジム・クロコダイル・クック。
一礼しただけで隙を見せぬ黒人の巨漢で、軍人のような雰囲気を漂わせる、ウエスト校代表であるオースチン・オブライエン。
眼鏡をかけた一番知性が感じられる好青年、といった印象のイースト校代表であるアモン・ガラム。
そして遅刻して十代と一悶着あり、伝説の【宝玉獣】デッキを持つという、アークティック校代表であるヨハン・アンデルセン。
何故かノース校からは留学生が来ていないのだが、どうやらノース校は万丈目を代表として扱っているらしく、現チャンプを送る気はないそうだ。
万丈目は確かにノース校のチャンプになったことはあるが、そもそも本校の生徒である筈なのだが……
そして留学生とは扱いが違うものの、ウエスト校から特別講師としてやってきたという、オブライエンを超える巨漢であるプロフェッサー・コブラ。
コブラ先生は、紹介されるや否や鮫島校長からマイクを奪い取り、そのまま自らでマイクパフォーマンスを始めた。
「我が校の教育方針は『実戦あるのみ』。それで常に成果を示して来た。――よってその教育方針に従い、今すぐ本校の生徒と留学生のデュエルを行う!」
プロフェッサー・コブラがそう宣言した瞬間、本校の生徒どころか留学生、そして先生方にもざわめきが広がっているところを見ると、これはプロフェッサー・コブラの独断のようだ。
クロノス教諭とナポレオン教頭のコンビが騒いでいるが、プロフェッサー・コブラは特にそれを意に介さず、マイクでデュエルする生徒を宣言した。
「留学生からはアークティック校代表、ヨハン・アンデルセン! 本校からはオシリス・レッド、遊城十代!」
『何故十代なんだぁぁぁぁ!』などというノース校代表(仮)の声が聞こえるが、確かに何故十代が選ばれたのかは気に
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