―始業式―
[4/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
攻撃表示であること。
あのステータスで攻撃表示とは、自爆特攻をしてトークンを特殊召喚するにしては、ライフに被害が多すぎる。
「バトル! 雲魔物−羊雲でマックス・ウォリアーに攻撃!」
アモンは、マックス・ウォリアーの半減した800程度ならば問題ないと判断したのか、そのまま雲魔物−羊雲を自爆特攻させてくる。
当然マックス・ウォリアーは返り討ちにするが、アモンへのダメージはバリアのようなものに吸収されていた。
「戦闘時、伏せてあった《スピリットバリア》を発動し、戦闘ダメージを0に! そして《雲魔物−羊雲》が破壊されたため《雲魔物トークン》を二体守備表示で特殊召喚する」
初手に伏せてあったあのリバースカード、アレは【雲魔物】の必須だという《スピリットバリア》だったらしく、俺はモンスターがいる限り戦闘ダメージを与えられない。
「メインフェイズ2、永続魔法《宝札雲》を発動! 雲魔物を二体召喚したターン、エンドフェイズに僕は二枚ドローする。二枚ドローし、ターンエンド」
「……俺のターン、ドロー!」
四体の《雲魔物トークン》と《スピリットバリア》で守備を固めつつ、《宝札雲》による二枚ドローで手札を溜めていく……アモンが何を狙っているかは解らないが、とにかく良い感じはしない。
「俺は《レスキュー・ウォリアー》を召喚!」
レスキュー・ウォリアー
ATK1600
DEF1700
一刻も早く《雲魔物トークン》の防壁を突破したいところではあるが、残念ながら今の手札で出来ることは、《レスキュー・ウォリアー》を召喚するだけだ。
「バトル! マックス・ウォリアーとレスキュー・ウォリアーで、それぞれ雲魔物トークンに攻撃!」
リバースカードが無いアモンには防ぐ手段もなく、そして防ぐ気もないようで、雲魔物トークンの数は一気に半分に減じた。
そして相手モンスターを破壊したマックス・ウォリアーも、破壊したのはトークンの為にデメリット効果は発生しない。
「ターンエンドだ」
「僕のターン、ドロー!」
今までのターンは不気味な沈黙を見せてきたアモンだが、手札もフィールドも潤沢なのだから、そろそろ攻めに転じてきてもおかしくないと思うが……
「僕は《雲魔物−タービュランス》を召喚!」
雲魔物−タービュランス
ATK800
DEF0
周囲の雲を飲み込まんとする雲魔物が現れると、実際にはその体内から三つの小さな雲が出現し、雲魔物−タービュランスに纏わりついた。
スタンダードな《雲魔物》が持っている効果の一つで、召喚した際にの効果の触媒となる、《フォッグカウンター》を自身に乗せる能力である。
「タービュランスは自身に乗ったフォッグカウンターを一つ取り除くことで、デッキ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ