魔法先生ネギま!
0320話
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ムを奢って貰ったりしているとようやく店の中から仮装を完了した他の面々が出て来た。
あやかは花魁、夏美は町娘、千鶴は明治時代の貴族のような男物のスーツ姿、円はクノイチ、美砂はお姫様といった具合だ。
「へぇ、アクセル君って年上の女の人が好みなんだ」
皆が着替えている間に話し相手になってもらっていた女達に軽く手を振り、近付いてきた俺に円が言った第一声がそれだった。
「ほら、円。アクセル君にしてみれば私達だって当然年上のお姉さんなんだから。そういう意味ではアクセル君が年上好きで良かったじゃない」
「あー、いや。突っ込まないぞ」
美砂の言葉で微妙に機嫌を直した円や、他の面々の仮装姿を褒めながらシネマ村を観光して回る。
仮装した状態で写真を撮って貰ったり、アトラクションの忍者屋敷やお土産、昼食といった感じでシネマ村を満喫していると、ふと目に入ってきた人物達がいた。
それは他の面々も同じで、円が不思議そうに呟く。
「あれって、このかと桜咲さん? でも3班ってシネマ村の予定じゃなかったと思うんだけど」
そう、俺の視線の先にいるのは柿崎のようなお姫様の仮装をしている近衛と、新撰組の仮装をしている桜咲の姿だった。特に桜咲の男装が人気なのか、数人から写真を撮って貰っている。
まぁ、桜咲は美形なのは間違い無いし、体型に関しても女らしいとは……もとい、スレンダーだ。男装がよく似合うのも分からないではない。
「あ、いいんちょ。それに他の皆も。そか、シネマ村に来てたんやったよね」
こちらを発見した近衛が笑顔を浮かべながら桜咲と共に近付いてくる。
「アクセルさん……丁度良かった」
こちらへと声を掛ける桜咲はどこか安心したような表情をしている。
これは、恐らく……
「初日の?」
それだけで俺の言いたい事が分かったのだろう。苦い顔で頷く桜咲。
「ええ。なのでここに」
魔法に関して全く知らない円、美砂、夏美、近衛がいる為に言葉を濁しながらお互いの情報を交換する。それによると街中で誰かに襲撃されて、それから逃げているうちにこのシネマ村へと辿り着いたらしい。ちなみに他の班員に関しては巻き込まないように置いてきたとの事だ。ただ問題なのは何故か親書を届けに行くと言っていたネギや神楽坂が一緒にいたという点か。色々とあって結局行動を共にしていたらしい。……もっとも、途中でネギ達は3班から離れて関西呪術協会へ向かったという話だが。
他にもネギ達が消えた後に宮崎も姿が見えなくなる等、色々と厄介な事態に巻き込まれているようだな。
「へぇー。アクセル君は陰陽師か。似合おうてるなぁ。一緒に写真撮ってもええかな?」
桜咲と情報を整理していた俺の方へと近衛が近付いてきて、返事を聞く前に
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