第19話 マヨネーズとタルタルソース、どっちが好み?
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ロノ君の下に嫁ぐ事が決まったんだからなぁ!」
「ええええええええええええ! い、いきなり何言いだすんですか! そんな話聞いてませんよ!」
いきなりな発言に驚くクロノ。無理もないだろう。何せいきなり見ず知らずな子を嫁に寄越されるのだから。するとフェイトの怒りの矛先が銀時からクロノへとスイッチしだす。そして、閃光の刃を迷う事なくクロノへと放ってきたのだ。
「渡さない! 何人足りともなのはは渡さない! なのはを狙うと言うのなら、お前も倒す!」
「ちょっ、ちょっと落ち着いて! 僕は何も知らないんだ! そもそも彼女の事も良く知らないのにいきなり嫁に出すなんて言われても僕だって困ってるんだからさぁ!」
「五月蝿い! ライバルは芽の出る前に潰す! なのはを狙う害虫は私が全部駆除するぅぅぅ!」
クロノの静止を全く聞かず、トドメを刺そうとバルディッシュを思い切り振り上げるフェイト。それに対しクロノは職業がら反撃する訳にもいかずされるがままの状態でもあった。
だが、その瞬間、フェイトの背後に立った銀時がフェイトの後頭部を掴みそのまま遥か後方へと投げ飛ばす。
「ぐふぅっ!」
「馬鹿野郎! てめぇ家の大事な婿さんを傷物にするつもりかコノヤロー! てめぇのせいで家の大事な玉の輿が使い物にならなくなったらどうするつもりだぁコノヤロー!」
どうやらそれが銀時の狙いだったようだ。銀時の目からしてその若さで近藤級の出世をしたクロノは充分な玉の輿だったようである。そんなクロノとのパイプを手に入れる為だけに娘のなのはを嫁に寄越そうとしたのだろう。そして、それを本能的に察知したフェイトが突如不死鳥の如く蘇り阻止しようと動き出したのだと思われる。
全くはた迷惑な話であった。
「あ、あの……二人共喧嘩はその位にして――」
「なのはは渡さないわ! あの子は私がずっと守り抜くって決めたんだから!」
「お前みたいな変態に誰が大事な娘を渡すか! チンもタマもねぇ中途半端な変態の癖にでしゃばってんじゃねぇぞゴラァ!」
「嫌、彼女どう見ても女の子だからチンとかタマとかはないと思いますよ其処は」
銀時とフェイトの激しい罵りあいをクロノが必死にフォローして止めようとする不毛な光景が其処に映し出されていた。側から見ている者達にとっては激しくどうでも良い光景だったりもする。
「ちょっと銀さん。何勝手な事言ってるんですか? そんな事勝手に決めたらなのはちゃん怒りますよきっと」
「馬鹿野郎! 嫁の将来は親が決めてやるのが筋道なんだよ! 幾らあいつがしっかりしてたってなぁ。危ない橋に一人で渡らせられるかってんだよコノヤロー!」
「あんた娘が可愛いのかただ単に政略結婚の道具にしたいのかどっちなんだよ!」
半分欲丸出しで半分娘思いな感じで微妙
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