第19話 マヨネーズとタルタルソース、どっちが好み?
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と土方の睨みあいは続いていた。睨みあいながら罵りあったりしている。このままだと一触即発な事になりそうだ。
「はいはい、銀さんも土方さんも落ち着いて下さいよぉ。今此処で喧嘩してる場合じゃないでしょ? それより近藤さん、貴方達は一体どうやって此処に来たんですか? そしてその物騒な代物は何ですか?」
「おぉ、まぁ積もる話もあるだろうが、まだ連れが戻って来てないんだ。俺達より先に此処に来た筈なんだが……」
辺りを見回しながら近藤は呟く。先ほどの話だと此処に来たのは今目の前に居る三人だけだと言う。だが、その近藤の口から連れと言葉が出た。
一体誰の事なのだろうか?
「連れだぁ? まさかおめぇ、あのゴリラ女連れてきたってんじゃねぇだろうなぁ?」
「馬鹿野郎! 俺のお妙さんをゴリラ女なんて言うんじゃねぇ! お妙さんこそ俺の心のマイハニーなんだ! それをゴリラ女などと抜かすなんぞ、このお妙さんの選ばれし伴侶である近藤勲が許さん!」
「何時からお前がお妙の選ばれし伴侶になったんだよ。勝手な事抜かしてんじゃねぇよ。今度こそ殺されるぞ。もしくはタマ抜かれて川に浮かばされるぞてめぇ」
ストーカーな上に妄想家でもあったようだ。危ない局長である。だが、言ってしまえば銀時達の居る世界の住人は揃いも揃って変態の集まりなのでこの程度は言ってしまえば普通と言えるだろう。
「旦那ぁ、そんな事より例の栗毛はどうしたんですかぃ? 一緒じゃねぇんですかぃ?」
「そいつを聞く為に此処で伸びてる変態女を起こす必要があんだよ」
今まで会話に参加出来なかったアルフを親指で指差す。そしてそのまま近づき微動だにせず沈黙したままのフェイトを見下ろしていた。
「おい、さっさと起きろこの金髪変態女! さっさと起きねぇと額に【変態】って書くぞオラァ!」
「ちょっ、あんたそれでも人間かぃ? こんな可愛らしい女の子捕まえて変態呼ばわりするなんて! ってか、何回頭叩いてるんだい! 止めろ、フェイトの頭が馬鹿になっちまったらどうするつもりだい?」
「大丈夫だろう。元から頭のネジ2,3本位ぶっ飛んでんだ。今更馬鹿になるっつってもこれ以上馬鹿にはなんねぇよ。だからさっさと起きろこの変態女!」
「いい加減にしろこの天然パーマ! 私のフェイトをこれ以上変態とか馬鹿呼ばわりするな! 確かにフェイトはちょっとドジな面もあるし、ちょっとだけ百合っ気もあるけど、それでも根は優しい子なんだよ!」
必死にフェイトを庇い立てするアルフ。が、そう言う彼女も結構失礼な事を言ったような言わなかったような気がするのだが。
「おい犬娘。それ遠回しに自分のご主人様が馬鹿で百合っ娘って言ってるようなもんじゃねぇのか?」
「はっ! ち、違う! そう言う訳じゃないんだよ。只ちょっと口が滑っ
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