第19話 マヨネーズとタルタルソース、どっちが好み?
[3/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なぁ、分かるんだよぉ。娘に何かあった時のパパの気持ちがよぉ。あの万事屋も今じゃ立派な娘のパパさんだぁ。その娘が今大変な時だってんだぜぇ。同じパパとしちゃぁこの胸の内は痛くて溜まらねぇんだぁよぉ〜」
どうやら同じ娘を持つ身として銀時に同情したようだ。しかしその同情の相手が銀時なのかなのはなのかは定かではないのだが。
「そうは言うがとっつぁん。俺達にどうしろってんだよ? まさかあいつ等追って俺達も異世界に行けってかぁ?」
「当たり前だろうが! 異世界だろうが地獄の果てだろうが行け! そしてそいつらの手助けして来い! これは長官命令だぁゴラァ!」
「そうは言うけどよぉ。俺達には江戸全市民の平和を守る使命ってのが――」
「バッキャロウ! 一人の娘の命と江戸に住む有象無象の命。どっちが大事か簡単に分かる事だろうが!」
「言っちゃったよ! 警察庁長官が有り得ない事言っちゃったよ!」
鬼の副長と言われた土方自身滅茶苦茶驚きっぱなしでもある。それほどまでに今松平の言っている事は滅茶苦茶だったりするのだ。江戸の治安よりもたった一人の全く関係のない娘の命を守れと言うのだから。
「ま、そう言う訳だから近藤。てめぇは今から其処に居る馬鹿二人を引き連れて今すぐ異世界に行け! そして万事屋の手伝いして来い! 3秒以内に支度しろ! でねぇと殺す! あ〜、1――」
突如、銃口から激鉄が迸った。それと同時に三人に向かい数発の鉛球が飛び込んできたのだ。
その飛び込んできた鉛球を三人はとても無様な格好で逃げ回る。
「に、2と3はあああぁぁぁぁぁ!」
「知らねぇ。男はなぁ、1だけ数えられればそれで良いんだよ。だからさっさと支度しろ! でねぇとマジでぶっ殺すぞてめぇらあぁぁぁぁ!」
怒号と共に更に激しい激鉄と鉛球が飛び出してきた。その鉛球や激鉄、そして松平の怒号から逃げる為に三人は急ぎ屯所から逃げ出した。その後の事は残念ながら尺の都合上書き記す事は出来ない。まぁその内記載すると思うので気長に待って頂きたい。
***
「ま、そんな訳だ」
事の経緯を近藤から告げられる銀時達。要するに松平のとっつぁんに急かされて命かながらこの世界に逃げてきたと言うのだろう。
「つまりあれだろ? お前等本来なら俺達の事助けに来る気なんてこれっぽっちも無かったって事だろ? んで、それをあのとっつぁんに急かされて仕方なく来たって事だろ? 何、俺達の事ついでのつもりで来たって奴? それで真選組かぁ? てめぇでてめぇのケツも拭けねぇクズの集まりですかぁコノヤロー!」
「あんだぁゴラァ! 言うに事欠いて俺等の事侮辱するたぁどう言う了見だぁ? 警官侮辱罪で即刻叩っ斬ったろうかぁゴラァ?」
相変わらず銀時
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ