第18話 何事にもアフターケアーは大事
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! 今日こそお前を倒して後顧の憂いを断つ!」
何時そんな難しい言葉を覚えたのか?
とにかく、そんな感じでお互いが激しくぶつかり合おうとした正にその時であった。
突如ガラスの割れる音が辺り全体に響き渡った。その音量は凄まじい量であり、その場に居た殆どの者が耳触りな不快感を覚えると同時に不快な顔をしていた。
一同が耳を抑えながらもその音のした場所に視線を合わせる。それは皆、一括して空の上であった。真上に位置する場所。其処を中心にして周囲を覆い尽くすかの様にして半透明な膜が形成されていく。
その膜は巨大なドーム型に象られていき、その場に居た銀時達を余裕で飲み込むほどの大きさに出来上がってしまった。
まさか、魔力結界?
魔法関連の知識を持つ者達は皆そう判断した。そう、この手の類は魔力結界に他ならない。そして、それが発動したと言う事は即ち、この付近にジュエルシードが点在している事を意味してる。
「フェイト、今は此処でいざこざしている場合じゃないよ!」
「分かってる!」
一時戦いを中断し、アルフとフェイトは上空へと舞い上がる。ジュエルシードが発動したと言う事となれば今は急いでそれを封印する事を第一としなければならない。時間を掛ければ掛けるほど被害が増してしまうからだ。
結界内であれば被害は関係ないが、もし結界の外へ出てしまっては大惨事になってしまう。そうなる前に片を付けねばならないのだ。
だが、その考えは銀時達もまた同じであった。下を見れば大型犬である定春に跨り空を飛んでいる自分達と同じ速度で移動をしている。どうやら弱体化の影響は定春には関係ないようである。その証拠に定春は江戸の時と何ら変わりない様子でもあった。
「あいつ等も来る!」
「気にする事ないよ。あいつ等じゃロストロギアの相手なんて出来ないし、第一ジュエルシードを見つけたとしても封印出来る奴が居ないんだしさ」
アルフが言うのも最もだった。現状では銀時達ではロストロギアの相手はきついし、ジュエルシードの封印も行えない。魔力を持たず、そしてデバイスを持っていない彼等など物の数ではないのだ。
だが、それでもあの三人が揃った場合は無視出来ない強さになる。幾ら弱体化してても三人の連携に巻き込まれれば被害は免れない。
しかし、それも三人揃わなければ意味のない話でもある。それがあいつ等の強さでもあり、また弱点でもあった。
「反応が近い、此処だ!」
魔力反応の増大を確認し、それに最も近い地点へと降下する。それと同時に茂みから定春に乗った万事屋メンバーも飛び出して来る。到着はほぼ同時であった。そして、その反応の主を見たのもほぼ同時であった。
「な、なんだぁこりゃぁ!」
いの一番に声を発したのは銀時であった。彼が声を発するほ
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