暁 〜小説投稿サイト〜
駄目親父としっかり娘の珍道中
第18話 何事にもアフターケアーは大事
[16/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
った。それは只の粒じゃない。鉛球だ。
 それも、とても口径の大きな鉛球である。言うならば、何か巨大な砲塔、そう、バズーカとかに使われそうな奴。

「何でこんな所にバズーカ砲が降って来るんだあぁぁぁぁ!」

 それがそうだと気付いた頃には手遅れだった。地面に命中したバズーカ砲は破裂し、爆散し、辺りに炎を撒き散らした。それは丁度木の化け物に命中し、大多数の木の化け物を焼き焦がし、黒い炭へと変化させていく。

「い、一体……何がどうなったんですか?」
「俺が知るか!」

 全く訳が分からなかった。突如上空から降り注いだバズーカ砲により木の化け物が黒こげになっていく。しかも、その炎は木の化け物に塞がれてる為かこちらに飛び火してくる様子は見受けられない。どうやら助かったようだ。

「お〜い、旦那〜、生きてますかいぃ〜」

 声が響いた。何処か聞き覚えのある間延びした、やる気のあんまり感じさせられないちょっと苛立つ感じの声だった。そして、そんな声を聞いていの一番に神楽が反応しだす。そうなるとその声の主が自ずと分かってきた。

「あぁ、生きてるよ。ついでに消火してくんない? 暑くて敵わねぇんだけど、これじゃまるでサウナじゃねぇか」
「良かったじゃねぇか。天然のサウナなんざ滅多に味わえる代物じゃねぇだろうが。この際一生味わってろよ」
「あぁん!?」

 今度は銀時が反応しだした。何処か棘のあるような強面の声が聞こえてきた。その声の主もまた覚えがある。
 そうこうしている内に炎も大分納まり、その過程で声の主の姿が現れた。其処に居たのは三人の男だった。
 皆一様に黒い制服に身を包み腰に刀を挿している。そして、三人共その肩には大口径のバズーカ砲を担いでいる。
 
「おぉ、万事屋ぁ! 無事だったかぁ? 勢い余って飛び火して焼き天然パーマが出来たんじゃないかと心配したぞぉ」
「こ、近藤さん! それに土方さんや沖田さんまで!」

 新八が驚く。そう、其処に居たのは銀時達の世界で言う警察の役割を成している武装警察【真選組】のメンバーである。
 真ん中に居るのがその局長である近藤勲。名前からしてあの人を連想させるが絶対に言ってはいけない。
 因みにこの人、剣の腕や指揮能力、カリスマ性やその他諸々で秀でているのだが、いかんせんストーカーの癖があるらしく毎回新八の姉に付きまとっては鉄拳制裁を食らっている凄いのか凄くないのか分からない人である。
 右に居るのはその片腕でもある副長の土方十四朗である。この人も某あの人を連想させるが全くの別人なのであしからず。
 んで、この人はやっぱり鬼の副長と呼ばれており軍規に厳しく自他共に鬼と呼ばれている前線のリーダー的存在でもある。
 が、極度のマヨラーな上にお化けビビリな気質がありやっぱりこの人
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ