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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
デート?
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 ……どうしよう。勝手に魔力を使うわけにもいかないし。かといって組み伏せるのもどうかと思うし……。

 だがそのときフェイトの前にいた男が仰向けに倒れこんだ。

 その場にいた全員が男の方を見ると男の顔面は誰かに踏まれた。

「たくっ……。ミッドにきてからこの風景に出会うのは二回目だぞ」

 男の顔面をぐりぐりと踏みつけながら言うのは荷物を置いてきた聖だった。

「聖!」

「なんでお前はこんな簡単にとりかこまれちゃうわけ……」

「しょ、しょうがないよ!だって一般人に手を出すわけにもいかないし」

 フェイトはあせったように言うが聖は溜息をつくと一言述べた。

「臨機応変な対応をしろよ。なんもしねーでお前が痛い目見たら馬鹿みて−だろ?」

 未だに男の顔をぐりぐりとしている聖は呆れ顔だった。すると痺れを切らした周りの連中が聖に聞いた。

「さっきから何なんだテメーは!!」

「そこにいる子の彼氏だよボォケ。わかったらさっさと散った散った。俺達はこれから買い物なんだ行くぞーフェイトー」

 軽く流した聖はフェイトの腕を引っつかむとずんずんと歩き始めた。男達の方もあっけに取られているのか追いかけることをせず素直に帰っていった。ちなみに顔面を踏まれていた彼は気絶していたようで仲間の1人が背負っていった。

「わりと物分りのいい奴らだな。普通なら追いかけてきて喧嘩になるかもしれねーんだけど」

 帰っていく男達を見ながら聖はつぶやくがフェイトはブツブツと何かを言っていた。

「彼氏……聖が……私の彼氏……いやいや……そんな……でも結構」

「おーいフェイトー。もどってこーい」

 数度聖がフェイトの頬を叩くとフェイトははたと我に帰り聖の顔を見ると、先ほどと同じように顔を真っ赤にして俯いた。

「さっきは悪かったな彼氏なんて嘘ついちまって。でもああいった輩にはこういうのが一番効果的なんだよ」

 聖は言うものの果たしてそれがフェイトの耳に届いているかどうか怪しいものではあるが。

「って聞いてんのかフェイト?」

「え!?う、うん。モチロン!」

 フェイトが反応したのを確認すると聖はフェイトの手を離そうとしたが今度はフェイトが聖の手を掴んできた。と言うより胸に抱きこんできた。

「お、おい!何やってんだ」

 予想もつかなかった行動に聖が焦りの声を上げるがフェイトは力のこもった声で言った。

「ひ、人がいっぱいいてはぐれちゃいそうだから……ね?」

「……わーったよ。だけどせめて胸に手を抱きこむのはやめてくれさっきからその……当たってるし」

 聖が言うとフェイトもそれに気付いたのかあわてて手を離すと。

「……聖のえっち」

「……何で
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