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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
デート?
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なぁ。
「おいフェイト!」
「ふにゃ!?にゃ、にゃに!」
いきなり声をかけられ焦ったのか素っ頓狂な声を上げたフェイトは聖の顔を見上げる。
「あのさ、周りの目が痛いから離れてくんね?」
聖の言葉に我に返ったようにフェイトは周りを見渡すと周囲には一般のお客がおりフェイトたちのことを遠巻きにチラチラと見ていたのだ。
それに気付いたフェイトは目にも留まらぬ速さで聖から離れるとねじまきが切れ掛かったブリキの人形のようにかくかくとした動きで近場にあるエスカレータに向かっていった。
「フェイト!?おい!大丈夫かお前!」
「ウン、ダイジョブダイジョブ!!」
……ゼンゼン大丈夫そうに見えないんだけど。
聖はフェイトを追いかけるとその横に並んだ。その後は何とか持ち直したフェイトと共に残りの食材を買いに行った。
メモの内容を買い終えると二人はショッピングモールの中を歩いていた。無論全ての荷物は聖が持ってるが。
「これで買うものは全部買ったね」
「ああ、そだな。つってもまだ時間まで結構あるな。どうする?ついでに何か他のもんでも見に行くか?」
時刻を見るとまだ新人達の訓練が終わるには時間がある。
「うーん。でもみんなに悪いような気もするけど……」
「大丈夫だろ。それにいざってなったらタヌキ部隊長のせいにすりゃいいさ」
ニヤリと言う聖にフェイトは苦笑いしながらも頷く。
「まぁ少しくらいならね……」
「よし。じゃあこの荷物だけ置いてくっからキー貸してくれ」
車のキーを受け取ると聖はフェイトといったん別れた。
駐車場に戻った聖はフェイトの車に荷物を積み込んでいた。
〈早く戻ったほうがいいと思いますよ聖様。レディを待たせてはいけません〉
「わーってるようっせーな。それにこんなところなんだ変なこと考える奴なんていねーだろっと」
トランクを閉めると聖は小走りにフェイトの元へと向かった。
〈ですがそういった輩もたまにはいるものです。ましてやフェイトさんはあのようにとても美人です。そのような人を飢えた男共が放って置くとお考えですか?〉
「おまえ……少しは容赦しろよ」
そして聖がフェイトとの待ち合わせ場所に行くとものの見事にフェイトがチンピラ風の男達に絡まれていた。
〈ホラね?〉
「……はぁ。やーな感じだよまったく」
毒づきながらも絡まれているフェイトを助けるため聖は走り始めた。
フェイトは困っていた。理由は単純明快今の現状にだ。只今フェイトはガラの悪い男に絶賛からまれ中である。
先ほどから男達は安っぽい言葉をフェイトにかけてはいるもののフェイトは断りの一点張りだ。
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