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アイーダ
第三幕その二
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トの猛者達を率いている。わかるな。
「わかります」
 その言葉にこくりと頷く。
「では私を」
「その通りだ」
 はっきりと告げる。やはり王として。
「頼めるな、御前に」
「そんな・・・・・・」
 王の言葉に顔を青くさせる。そのうえで震えてきた。
「そんな恐ろしいことはとても」
「できぬのか?」
「お許し下さい」
 頭を垂れて慌てた感じで言う。
「そんなことはとても」
「ならばよい」
 アイーダの言葉を聞いて突き放してきた。口調が険しく、それでいて鋭いものになる。それはまるで大きな、鋭い刃を持つ剣のようであった。王の剣だ。

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