TURN79 天才の復活その二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ドイツ達の足を引っ張ったよ」
「というか御前等が弱過ぎたんだろ」
フランスが呆れて言うことだった。
「ったくよ、この戦争でもまともに勝ったのかよ」
「あれっ、そういえば」
「今度は大丈夫なんだろうな」
「ドイツだけじゃなくて皆もいるからね」
「おい、皆もかよ」
「助けてもらえるから」
「全く、相変わらずだな御前は」
フランスはイタリアの横でやれやれといった顔になっていた。
「仕方ない奴だな」
「しかしイタリアさんは」
シャルロットも言う。
「嫌いな人はいませんね」
「ああ、王女さんもこいつ好きだろ」
「はい、実は」
微笑んで自分の祖国に答える。
「こうした性格が」
「そうなんだよな。確かに弱くていい加減だけれどな」
「憎めないですね」
「悪い奴じゃないんだよ」
フランスも何だかんだで親身である。
「一緒にいて嫌な気持ちにはならないんだよ」
「そうした方ですね」
「だからドイツも何かと世話を焼くんだよ」
「ドイツさんは元から世話焼きですが」
「余計にそうなるんだよ」
そうだというのだ。
「こいつが放っておけないからな」
「それ故にですね」
「そうなんだよ。まあこいつはいてくれたらな」
フランスはイタリアに何だかんだで温かい目を向けながら話す。
「和むしいいんだよ」
「そうですね。ですから皆さんイタリアさんがお好きですね」
「指揮とかは高いしな」
実はそれはいいイタリアだ。
「大型空母二隻に駆逐艦二個部隊いけるからな」
「後は戦闘力が上がるだけですね」
「そこは何とかしていくしかないか」
「そういうことですね」
そうした話をしてだった、ユーリは今度はこれから会うスペイン、他ならぬ彼のことをここでまた話すのだった。
「それでスペインさんの戦闘力は」
「そこそこだな」
フランスは腕を組んでユーリに答える。
「それ位だな」
「普通ですか」
「ああ、それ位だな」
そうだというのだ。
「昔からトルコとかとやり合ってきたしな」
「ソープ帝国ですね」
「あそことも何とかしたいけれどな」
フランスはその国も見ている、そのうえで考えてもいる。
「航路はスエズ経由だからな」
「まずはスエズを陥落させてからですね」
「それからになるな」
「とにかくスペインさんもですね」
「結構侮れないからな」
戦力として頼りになるというのだ。
「そうした意味でも来て欲しいんだよ」
「そういうことですね」
「後な」
さらに言うフランスだった。
「フェリペさんとローザさんも結構やり手だからな」
「お二人もですね」
「こっちに来て欲しいな。そのうえで戦線を新たに置かない」
このことも課題であることは事実だった。
「外交でやっていくか」
「そ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ