暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
25話:迫る狂気
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桃色の光を確認する。

(アレは……なのはの…?)

「うむ、結界が壊れましたか。まぁ、私にとってはやる事は変わりません」

だが、怪人はそんなこと気にすることなく、再び剣を握る。
そして月の光に反射する剣を振り上げる。


「今度こそ―――」







「スティンガーブレイド!!」


そこへ不意に響く声と、怪人を襲う水色の魔力刃。
それにいち早く気づいた怪人は盾を構え、魔力刃を弾く。そして魔力刃が放たれた方向を見ようとして―――

〈 Blaze cannon 〉
「いけぇぇ!!」

今度は水色の魔力砲に包まれ、その姿が消える。水色の光が消えると、そこに怪人の姿はない。

「士!無事か!」
「その声…クロノ、か…?」

すると士のすぐ側にやってくる、黒いバリアジャケットに身を包み、手には愛用のデバイス、“S2U”を握っている人物―――クロノ・ハラオウン。

「なんで…お前が…」
「それは後でも話せる!とにかく、今すぐアースラまで転送する!」

そう言うが早いか、すぐに足下に魔法陣が展開される。

「ぐっ…小僧、やってくれますね…!」

そんな中、視界の端に立ち上がる怪人が映る。

「ですが、逃がしはしませんよ!」

剣と盾を構え、転送準備をしているクロノの元へ走っていく怪人。

「―――もう遅い…転送!」

だがそれもかなわず、クロノの叫び声と共に士達は光に包まれる。

士は転送時に出る光の中で、意識を失った。

 
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