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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第106話】
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の子なんだからあんまり変な真似するなよな」
「……変な真似とはなんだ?」
「何でもない、てかそろそろ服ぐらい着ろ。シーツ何かじゃすぐはだけるだろ」
「……ヒルト、やはり気になるのか?私の裸が…」
言うや、巻いたシーツを緩めようとし思わずぎょっとなって――。
「ば、馬鹿!緩めるなよ!?」
慌てて緩めようとする手を止めようと掴むのだが、その掴んだ手を捻るようにし、抑え込まれてベッドに前のめりで突っ伏した――。
「あ……す、すまないヒルト」
「いててっ……良いから離してくれないか?」
言うや、直ぐに離すラウラだったが、若干涙目になって――。
「そ、その……わざとじゃないんだ。か、身体が覚えていて気づいたら……取り抑えて……」
――と、こんな感じにおろおろしながらさっきの取り抑えた時の事を言ってるが……別に涙目になりながらおろおろしなくても――。
「ん?別にわざとじゃないんだろ?なら気にするなよ」
「……い、良いのか?理不尽な暴力……嫌いだって言ってたから――こほん、少し取り乱してしまったようだな」
……成る程、俺の中の悪魔がピコンっと電球つけた音が響いた感じだ。
つまり、今の俺を取り抑えたのを理不尽な暴力だとラウラ自身が思って、それでおろおろしてたんだな、俺に嫌われると思って。
若干赤面しつつも、咳払いしていつものラウラに戻るのだが――何となく意地悪をしたくなってしまった訳で――。
「ほら、あまり気にするなよ――いっ…!?」
「……!?」
突然俺が肘を押さえたのを見て、ラウラの表情が変わった。
「いててっ……筋痛めたかも…」
「ば、馬鹿な……ちゃんと痛めないように押さえた筈だが……」
等と、徐々にまたおろおろし始めるラウラ――もちろん筋は痛めてなければどこも悪くない、強いてあげればこんな馬鹿な考えをした俺の頭が悪いだけだろう。
「あ……ヤバい、腕痛くて上がらない…ラウラのせいだな」
「わ、私の……」
みるみる内に、右目が潤み始め、流石にこれはやり過ぎたかなと思い俺は――。
「ラウラ……――嘘です、実は痛くないのだ」
「ふぇ……?――嘘…?」
「あぁ、嘘だ。ちょっとラウラに意地悪してやろうかと思ってな?」
目をぱちくりさせ、言葉の意味を徐々に理解したのかその表情が険しくなっていき――。
「嘘――だと?貴様、嫁が夫である私に嘘をついたと言うのだな?」
そう腕を組み、明らかに怒りをふつふつと込み上げさせる様な――。
「……嘘ついたのは悪いと思うが、ラウラをちょっと困らせてみたくなっただけだよ
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