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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第106話】
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っては無いが、そういう事は結婚初夜でやることであって――じゃねぇ!い、いいから服を着ろ!」


至極真っ当な言い分を言うが、ラウラはそのまま切なそうに俺を見つめてくる――と同時に、どうも俺の欲望の塊も反応したのか――だが悟られまいと慌ててシーツをかけた。

そしてラウラはそのまま俺を見つめながら口を開く――。


「ヒルト……日本ではこういう起こし方が一般的と私は聞いたのだが……。その…将来、結ばれる者同士の定番…だと」

「……と、とりあえずさ。その間違えた日本の知識をラウラに吹き込んでいるのは誰なんだ…?」

「……クラリッサだ」


……クラリッサさん、お願いだから日本の間違えた知識を教えないでください。

何か、いつかは侍も今の日本には居るのだぞって言い出しかねん。


そんな風に考えていると、俺の首に腕を回して密着してくるラウラが――。


「ふふっ…効果はてきめんだったようだな」

「は?」

「目……覚めただろう…?」

「こ、これで目が覚めずに普通に過ごしてたら俺は仙人か何かの百戦錬磨だよ……」


……流石に思春期男子にこの起こし方をする女子が居るならそいつの身の安全のが危ないな……正直、俺は理性がブッ飛びそうな訳で――。


「ん……しかし、朝食までにはまだ時間があるな…ヒルト?」

「う……?」


言うや、密着するようにくっついてくるラウラ……俺は下にトランクス穿いただけでその上にシーツをかけた状態、そして上半身は裸である――ラウラの大きくは無いが確かに『ある』胸が俺に当たると気持ちが落ち着かず、ラウラも俺の欲望の塊がトランクスとシーツ越しにとはいえ、腹部にもろに当たっているのに気づいているようだが――その事には触れず。



――しかし、こうやって改めてラウラを見ると可愛いよな……まあ行動が行きすぎだが。

男子が風呂の日、俺と一夏は時間を別けて入る(一緒に入る方が危険な為、二十分俺が入って、残りは一夏にやるという事で納得した)がその時にやってくる――あろうことかサウナ中に。

別な意味でのぼせかけた……。

着替えの時はまだ来ていないが……多分これは一夏が居るからだろう、まだ蟠りが残ってる様で――。


等と考えながらラウラを見ていると――。


「そ、そんなに見つめるな……わ、私だって恥じらいはある…ヒルトに見られると恥ずかしい……」


そう俺から視線を外し、頬を朱色に染めるラウラ。

……前のラウラとのギャップは凄まじく、多分これを見る前のラウラを知った男子が今のラウラを見ると悶絶するか萌え死?するだろう――それぐらい可愛い。

だがそれを口に出しては言わない、言えば迫られるからだ。


――と、
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