無印編!
わたしはだれぇ・・・?
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思い残すことはないわ」
プレシアはどこか覚悟を来たような、そして優しそうな顔で告げる。
「でもっ」
「・・・フェイト、おかーさんを困らせちゃ、ダメ・・・だよ」
さっきまで反論していたアリシアが、今度はフェイトを止める。
「おかーさんが、決めたんだもん。わたしたちにできることはもう、残った時間を過ごすだけ」
アリシアは現実を受け入れ、フェイトはしぶしぶ了解する。
「でもプレシア、せめて多少は寿命を伸ばさせて欲しい。このままじゃ幸せの時間は一日二日ってとこだろう?娘二人に、最後の思いでを残してやってくれ。それまで、あんたは新庄ダメだろ?」
「・・・わかったわ。なら二週間だけ。これ以上だと、わたしはまた生きたくなってしまう」
「ああ。そんじゃヤミ、レアスキル発動」
<わかりました。レアスキル、治癒能力発動。ヒール>
そしてプレシアは俺の魔力光である黒色の光に包まれる。
光が収まる頃にはプレシアの顔色もよくなり、顔に赤みが差した気がした。
「あー、疲れた。クロノ、後始末ヨロ」
「まったく、無茶をしてくれる。・・・でもわかった。二週間ならなんとかしよう。二週間、僕たち時空管理局はテスタロッサ家に手を出さないと今、この場で誓わせてもらおう。だが、数人の監視がつくだろうが、それは勘弁して欲しい」
「グッジョブクロノ。それで構わないよな?」
三人はその言葉で顔を見合わせ、また笑った。
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