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吾輩は猫である
無印
吾輩、ジュエルシードの猛威を知る
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こいつがドジっ子だからなのだろう。


「リニス? 覚悟は出来てるか?」


白衣の袖で顔拭き、リニスを向ける。顔を向けられたリニスは顔が真っ青になりガタガタと震え始めた。


「そ、それよりスクリーンを見てください。ほらマスターの幼馴染のなのはちゃんがいますよ! 一人で来たってことはフェイトを助けるために管理局を振り払って来たってことですよね!」


それにしてもこの猫必死である。


「たしかにあの管理局がこんな美味しい状況を見逃すはず無いだろうな、このままフェイトとアルフが弱ったところを捕まえる可能性が高いだろうし、なのはの独断ってのが一番高いな」


なのは嬢、ときどきひどいがホンマにええ子やな。


「最もなのはが怖くって二つ返事で許可した可能性も高いが……」ボソボソ





「是非ともフェイトの友達になって欲しいですね」

「なれるんじゃないか? ……なのはに撃墜されたら」


倒してから友達になりたいって言いそうだよね。どうして口より手の方が先に出るようになったんだろ……だいたい恭也や士郎さんのせいだと思うが。


「え? 何か言いました?」

「いいや、何も言ってないが」


知らない方がいいこともある。最近のなのは嬢はお友達=倒して得るものってな感じになってるからな。そういえば吾輩、なのは嬢がアリサ嬢とすずか嬢と遊んでるとこしか見たことないぞ……あれ?


「それとリニス、後で実験な」


リニスの顔が真っ青を通り越して真っ白になった。
そうこうしてるとスクリーンの無効では少女達が竜巻相手に奮闘していた。


『一つ止めても残りの竜巻が邪魔で封印ができないッ』

『ユーノ君! あの竜巻を止める方法はないの!』


いつの間にかユーノという少年とあのなのは嬢にしこたま撃ち込まれたクロノという少年がいた。てかユーノ……どっかで聞いたような……どこだっけ?


「お、クロノと協力して竜巻をチェーンバインドで縛るきか」


一哉が言った通り、クロノとユーノが鎖状のバインドを竜巻の巻きつけていた。竜巻はバインドに引っ張られゆっくりとだが確実に一箇所に集められていた。


『レイジングハート準備できてる?』

《チャージは完了、いつでも撃てます》



フェイト嬢との戦いで見せたあの砲撃をやるようだ。杖の先端には膨大な量の魔力が集められ球体ができている。ユーノはあまりの魔力の濃密さに驚き、クロノはトラウマが蘇り、顔を真っ青にしながら震えてる。


『フルパワァァァディバインバスタァァァァァァァ!!』


極太の光線が竜巻に向かって放たれる。こんなのを食らったらいくら6つのジュエルシードだろうと
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