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導かれし漆黒の翼
プロローグノヨウナナニカ
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所々からでた血に染まる白の腕へと伸ばすが..................届かない!?
「____」
 彼女の声が耳へと響く。 それは薄くそして透明感な硝子のように。 それは、雷鳴が突き抜けるかの如く。
(嗚呼、駄目だ............)
 意識が薄れる。 周りが暗くなる。
(何故__?)
 そして、最期に見たものは......
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! ■シテヤル。 ■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル■シテヤル!」
 彼はそう叫ぶ。 そして憎しみに総てを委ねた。 その時機体に変化がでた。
 背中からは規格外とも呼べる大型のブースターができ、全身は徐々にシャープになり、手に持っていたハイレーザーライフルとレーザーブレードは両方の上腕部に取り込まれ、そこからは四角柱が突っついていた。
 その姿は禍々しく、悪魔のようであった。

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「____ハッ!?」
 急に目が覚める。 頭は、大きな金属の塊を載せているように重かった。
(今の夢はなんだ............)
 経験したことはないのに妙に実際に味わったことのあるような夢だった。
(まあいい......所詮ただの夢だ)
 気にせず、水道がある場所へ向かい顔に掛ける。
 その後スキャンモードへと移行し、以上がないことを知ると、棺桶のようなベットの上の方にある布切れのようなカーテンを開ける。 そこには灰色の建物が並び、上空には、快晴とは言い難いが、青空が広がっていた。
 ここは、オーストラリア大陸オセアニア州にあるソロモン諸島の名も無き島の地下にある地下都市《レイヤード》 鴉(レイヴン)の安息の地とも呼ばれている反企業連勢力《アライアンス》本部でもある。

 なぜそんなものができたのか? その始まりは、IS、正式名称「インフィニット・ストラトス」。 宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツだった。
 その後力を見せつけんと言わんばかり事件が起きた。 各国のサーバーなどがハッキングにあい、第三次世界大戦にまで溜め込んでおこうとした核弾頭やICBM(大陸弾道ミサイル)までもがJAPANに目掛けて一斉発射された。
 当時は、世界が大混乱を起こし、各国の科学者が口を揃えて「あれが落ちたら、国どころか地球が割れてしまう!!」と言った。
 その時に、《白騎士》と呼ばれる機体によっ
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