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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
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コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?前編
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できるのか!?」
俺の言葉に返事をするようにイリヤの声がシホの中から聞えた。
《えぇ、そうよ》
「イリヤもタイミングいい時に出てくるものよね」
《当たり前でしょ、シホ。こんな機会は滅多にないんだから楽しまなきゃ損よ。帰る宛もあるしゆっくりしていきましょう》
「そうね」
「……イリヤの件に関しては承知した。
ところでさっきから思っていた素朴な疑問なんだが」
「ん? なに?」
「フィアットとは誰だ? ユーノに双子の妹がいるなど聞いたことがないんだが」
「えっ、フィアがいないの!?」
「あぁ」
俺の言葉に考え込むシホ。
そんな中言葉を発したのは
「それはきっと平行世界の別の可能性なのでしょうね」
以外にもプレシアだった。
「別の可能性?」
「シホさんの世界はフィアットという子が一緒に生まれてくる可能性の世界だった。
そして私達の世界はその可能性がなかった世界だということよ」
「なるほど……平行世界の神秘に当てはめれば納得がいくわね。
平行世界は無限に分岐していくからフィアが生まれないという選択肢をした世界もあるという事ね。
第二魔法の担い手としてすぐにそれに思い当たらなかったのは恥ずかしいわね」
魔導師の研究者とはいえ、この世界で俺の次に魔術に関わりが深いだけあるな。
しかし、別の可能性か……
『もしもの話なんてしないほうがいい』とプレシアに言ったばかりだというのに考えてしまっていた。
そんな自分に内心苦笑しつつ、俯くシホに声をかける。
「シホ、気にしないほうがいいぞ。気休めかもしれないが」
「ありがとう、士郎」
大きく息を吐き、意識を切り替えるシホ。
さすに切り替えははやい。
「はやてに会ったけど念のため聞くけど、この世界は闇の書事件はもう解決しているの?」
「あぁ。ちゃんと解決したよ」
「そうね。それじゃ……リインフォースは、どうなった?」
「何とか救えたよ。今日、明日は本局で留守にしているが元気にしている」
「なら、よかったわ」
少しの間、どう話すべきか考えてからシホがこれまでの事を話し始めた。
「まずはやての話から始めた方がいいかしら。
私がなのは達の世界に来たと同時に私と訳あって分裂した士郎が記憶喪失で使い魔状態ではやてのもとにやってきたのよ」
「分裂!?」
なんだか初めからとんでもない事になってないか……
「まぁ、理由としては私の体には私とイリヤ、そしてアインツベルンの始まりの祖であるシルビア・アインツベルンの魂が宿っていたのよ。
さすがに三つに魂が一つの体に納まらなかったから私の魂を分裂することでなんとか納まりを得たのよ」
「なるほど……なんとなくだが理解した」
「私
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