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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
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コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?前編
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はやてに限ってはこの状況を楽しむつもりなのが丸わかりだ。
このまま囲まれてても話が進まないのでシホに視線を向けると察してくれたようで頷いてくれる。
「挨拶をさせて貰っていいかしら。
私の名前は“シホ・エミヤ・シュバインオーグ”。士郎君の親戚よ」
「えっ? エミヤ?
それじゃもしかしてあなたは士郎と同じ魔じゅ―――…」
「……それ以上はここでは詮索はやめてね? 私も無闇矢鱈にみんなの記憶をいじりたくないから……」
「「「「「っ!?」」」」」
フェイトの言葉に視線を強くして威圧するシホ。
詮索されたくない気持ちはわかるが何を脅しているんか。
もっともこの程度の威圧で動きを止めてしまうのも問題だよな。
威圧や殺気等に対する耐性もつけさせないとな。
近いうちになのは達の訓練プランに組み込むとしよう。
「……シホさん。子供相手になにやっているんですか?」
内心ため息を吐きつつ、シホを止める。
「ごめんね、士郎君。
でも私達にとって秘匿の話をこんな人がよく通るところで話そうとしたから口止めは必要でしょ?」
気持ちはわからなくもないが、この秘密主義は魔術師として習慣みたいなものか。
自分自身でも思うところがあるのでこれ以上は口は出さないでおく。
「それでだけど、士郎君のお誘いで私もショッピングに付き合わせさせてもらうわ。
普段着を購入したいしね。
あ、そうだわ。あなた達の名前をまだ聞いていなかったわね。よかったら教えてくれる?」
「え、えっと、高町なのはです」
「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」
「八神はやてです」
「月村すずかです」
「アリサ・バニングスです」
「そう、なのはちゃんにフェイトちゃんにはやてちゃんにすずかちゃん、アリサちゃんね。よろしくね」
「「「「「はい!」」」」」
シホが加わりショッピングに出かけたが、特にギクシャクしたところもなくすぐに馴染んでいる。
俺はというとなのは達から数歩遅れるような形で買い物に付き合っている。
男性一人で女性六人の相手だとこれぐらいがちょうどいいのだ。
そんな時シホとなのはの
「どうして普段着を買うんですか? 持ってきていないんですか?」
「ちょっとワケありでね。今は着ている服しか持っていないのよ。
この制服も少しバレるとマズい格好なんで隠しておきたいの」
などという会話が聞こえた。
服ぐらいなら投影でどうにかできる気もする。
だが何かの拍子に破けでもしたら霧散しかねない。
女性としてはそれを回避したいのか?
元は男性でも女性と生活しているのだがら感覚が共有できないところはあるかと納得しておく。
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