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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
十七話:名前を付けてあげましょう
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「ありがとうございます!だいじょうぶです!ちゃんと、あやまれます!」
謝るのは簡単だけど、もうしないとは言えないのがどうにも。
誤魔化すのはいいけど、はっきり嘘は吐きたくないんだよなあ、できれば。
パパンは、ベッドの上で起き上がってました。
「ドーラ。戻ったか」
「おとうさん。もう、だいじょうぶなんですか?」
「ああ。心配かけたな。明日には、村に帰れるだろう」
「そうですか。サンチョもきっとしんぱいしてるし、はやくかえらないと、いけませんね」
「そっか……。おじさまが治ったから、もう、帰っちゃうのね……、あ!ごめんなさい、ちがうんです!おじさまが治ったのを、悲しんでるんじゃないの!」
ビアンカちゃんが自分の言ったことに驚いて、慌てて言い直します。
「ああ、わかってる。ドーラと仲良くしてくれて、ありがとうな。村には、同じ年頃の子供がいないから。ドーラも、楽しかっただろう」
「はい!とっても!」
流石、パパンは出来る男ですね!
この程度でご機嫌を損ねることも、意味を取り違えるなんてこともありませんよ!
「私だって……。町には、お友だちも、そうでない子も、たくさんいるけど。こんなに楽しかったこと、無かった……」
ビアンカちゃんが、俯きます。
もはやお別れの時間のような雰囲気です。
「ビアンカおねえさん。まだ、きょうはいるんですから。それに、きっと、またあえますから!」
ずいぶん、先にはなるけど。
「……そうね!まだ、いるんだし。もう会えないわけじゃ、ないもんね!」
いつも通りとはいかないけど、少しは明るい笑顔です。
良かった、良かった!
……ところで、お説教はまだですかね?
「ドーラ。もう伝染ることは無いだろうから、部屋に戻ってきても大丈夫だろう。ビアンカくんとも離れ難いだろうが、話したいこともあるから。今夜は、父さんと一緒に寝よう」
「……わかりました。」
時間を改めるわけですね、了解です……。
そうよね、他所のお子さんがいる場で、説教なんか始めないよね、出来る男として!
仕方ない、腹割って話すか!
可能な範囲で!!
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