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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第104話】
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ちょっとな……」

「ううん、何だか急いでたみたいだけどどうしたの?」

「うん、何だかお兄ちゃん必死だったから私も気になっちゃって…」



互いに言いながら、気になるようだが――二人に言えば波紋が広がりそうなので心苦しいが、ここは誤魔化す。


「いや、気のせいだったから気にするなって――それよりもさ、今日はこの辺りにして後は皆でカフェ行かないか?たまにゃ骨休めしないとな。てか精神磨り減らした俺には今必要なのは糖分だ!うんうん」



そう腕組みし、話を終わらせたが若干無理矢理感が残る――だが、美冬とシャルは――。


「うん、いいよ?たまには休みにしてお兄ちゃんも休ませないと。それに甘いものも良いしね」

「僕も良いよ?いつも訓練ばっかりだったし、たまには色んな意味で休まないと…ね?」


――と、賛同してくれた。

少しだけ悪い気もするが、甘いものを食べたいのも事実――。


「そっか、なら来れる人誘って向こうで集合な。俺も着替えがあるし、皆も着替えがあるだろ?」


流石にISスーツのままカフェは目立つ、てか下手したら別な意味で露出魔に見られるかも。


「わかったよ、じゃあ私とシャルロットさんで皆に声をかけてくるね?」


そう言う美冬に対して、シャルが――。


「あ……美冬ちゃん、こんなときになんだけどね?――ヒルトと同じように僕の事はシャルでいいよ?」

「にょ?――いいのっ!?えへへ、ならシャルって呼んじゃう!今日のお風呂で一緒に洗いっこしようね?」


笑顔で応える美冬は、シャルの背中を押しながら皆の元へと向かった――お風呂で洗い合いか……想像すると色々大変なので止めておく。


とにかく、二人を見送ると俺はさっきまで居たピットへと戻ることにした――。

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