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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第104話】
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たまにあれをやってるが、何か意味があるのか?

決まってあれをした後に一夏は失敗してるが――。



「じゃあヒルト、準備はいいか?」

「あぁ、構わないぞ」


その言葉を合図にシグナルが点灯した――。

観客席を見ると、既に来ていたのか皆が居た――もちろん、篠ノ之もだ。

……?

ふと皆が居る観客席上部側を見ると他にも誰かが居るのに気づいた。

……アリーナ最上部壁際に居る人って――あの水色の髪に扇子は――。


――と、シグナルが緑へと変わり試合が始まるや先手を打つように一夏は雪片を横に振るう。

若干反応が遅れた俺は、シールドバリアーが掠り、大幅にシールドエネルギーを減らした。



「どうしたヒルト?集中しなきゃ直ぐに決着つけるぜ?」

「……ちっ…」


確かに一夏の言う通りだ、集中しないと――。

天狼を構え直すと、それが合図となり一夏も加速して距離を詰めながら雪片を振るう――その一撃を天狼で受け流すと、そのまま一夏は体勢をよろめかし――それを見逃さず、俺はぐりんっと胴を回すように回転――持っていた天狼による連続胴回し斬りを行う――姿勢制御を行いながら、俺の視界はぐるぐると回ってどちらが上でどちらが下かがわからなかった――。

切っ先が当たったのか、多少の手応えを感じ地表へ着地するや直ぐ様バックステップで後ろへと退避――。


「うぉぉおおっ!!」

「クッ…!瞬時加速か……ッ!!」


距離を離しても一夏は直ぐ様瞬時加速で迫り、雪片による突き――その一撃を受け流すと、瞬時加速の勢いのまま、一夏は此方にぶつかるが咄嗟に背部ブースター及びスラスターノズルを点火、その衝撃を相殺すると一夏は質量の差で吹き飛ばされた――例えるなら正面衝突するトラックvsスポーツカーって所だろう。


「あぐっ…!」

「ぐ……っ!」


装甲に傷は無く、へこみも無いのだが衝撃にシールドエネルギーが少し減少した。


だが多少のダメージぐらいで今の隙を逃すわけにはいかず、尻餅をついている一夏を追撃しようと低空飛行で間合いを詰めながら突きによる下段攻撃――だが、その一撃を後方へ回避した一夏――多分あれはオートによる回避命令だろう。

マニュアルだとあそこまで早く反応するのは手練れだけだからだ。


――こういったのをある程度見極められるのは、色々注視しているからだろう。

後方へと退避した一夏に対して更に追撃を行うため脚部ランドホイールを起動――激しくホイールが空回りする音がアリーナに響き、地表へ脚をつけるとそのまま滑走した――。


それを見た一夏も、先ほどと同じく瞬時加速の体勢へと移行し――一気に加速、互いにスピードが出ている為直ぐに接
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