暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
十五話:いざ!化け物退治です!
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階段を下りたら、厨房の家捜し……捜索を、開始します。
今回は、大義名分もあることだしね!
食材とも呼びたくないような怪しげな材料を使って、嫌々作業する透けてるコックさん(作業できるのかよ!)を横目に、聖なる
松
(
たい
)
明
(
まつ
)
発見。
……これが……これさえ、あれば!
みんなを、助けてあげられる!
待ってて、みんな!!(アトラクションごっこ続き)
と、キーアイテムも入手して気分も盛り上がってきたので、その勢いのまま、玉座の間を目指します。
玉座の間に続く真っ暗な通路で松明を灯すと、辺りが明るくなると共に、道を塞いでいた魔界の亡霊が掻き消えるようにいなくなりました。
玉座ではこのイベントのボス、老人ぽい魔族の、親分ゴーストがふんぞり返ってます。
いかにも、アトラクションのボスっぽくていいね!
いかにも悪そうで、そこそこ強そうで、そこそこ弱そうで!
全く倒せそうも無い、強すぎる感じだと、子供が気後れしちゃうからね!
「あなたね!王様やみんなを、困らせてるのは!」
ビアンカちゃんが正義の味方らしく、ボスをビシッと指差して
宣
(
のたま
)
います。
悪党に、人権は無いからね!
指差し、オーケイ!!
指差されたボスは、いやらしい笑みを浮かべて口を開きます。
「困らせてるなんて、とんでもない。ワシらは、みんなと、楽しく遊んでるだけなんじゃよ。お前たちにも、ごちそうをしてあげようじゃないか。ちょっとこっちへ、おいで。」
「えっ……?」
猫なで声で話しかけられて、ビアンカちゃんが戸惑います。
アルカパもいい町だからね、子供を騙して悪いことしようとする人なんて、見たこと無いんだろうね。
さて、どうするか。
「そ、そんなこと言って!だまされないんだから!!」
「騙すなんて、ひどいことを言うのう。ちょっと近付くくらいのことで、なにもできるわけが無いじゃないか。ためしにちょっと、来てくれるくらい、いいだろう?」
「……」
こっちが悪者みたいな言い様に、いよいよビアンカちゃんが戸惑います。
これは、もうまずいですね!
選手、交代!
フラフラと、前に進みそうになったビアンカちゃんの腕を掴んで、止めます。
後でキレイにしてもらえるとは言え、くさいソースまみれとか、やっぱイヤだよね!
「おじいさん。ここまであるいてくるのに、つかれちゃって。わたし、もう、いっぽも、あるけません……。」
憐れみを誘う表情で、その場にへなへなとしゃがみこみます。
「そんな、わがままを言うものじゃないよ。少しくらい、歩けるだろう?ほんのちょっとで、いいんだよ。」
怪しげなレバーに手をかけたまま、なんとか
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