第77話 第1のミッション
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ギンギラギンに光り輝く太陽がS級魔道士昇格試験に選ばれた10人とそのパートナーたちを照らしている。快晴の中、リグリション島行きのギルドの船は出航した。
ナ「ぉぉぉぉ・・・ウェ、ウェンディ・・・ト、トロイア、かけ、てくれ・・・」
ウェ「スイマセンナツさん。」
シャ「エルザから禁止されてるのよ。」
どんまいだなナツ。それにしても・・・俺は視線の辺りを右手でかざす。
ショ「暑い・・・」
日差しが強すぎる・・・みんな行く前から汗でびっしょりだ。
ト「リグリション島って、どんなところ何でしょうね?」
ショ「昨日、本で調べてみたんだ。」
俺は昨日本で調べた内容をトーヤにだけ聞こえる声で説明した。
ショ「リグリション島は別名5色島と呼ばれているんだ。20年以上前に妖精の尻尾の聖地になったらしいけど。」
ト「へぇ〜、5色島ですか。」
あんまり詳しく載っていなかったからよく分からないけど。
マカ「見事に晴れたの〜。」
船の甲板からマスターが歩み寄って来る。なんでマスターだけアロハシャツ着てるんだ?
マカ「これより、試験の第1ミッションの説明を行う。」
船で酔っているナツ以外は甲板の下に集まる。
マカ「リグリション島にはすでにエルザ、ミラ、ラクサス、リョウ、ギルダーツがいる。お前たちを待ち構えているだろう。」
カ「待ち構えてほしくないんだけどね・・・」
ル「アハハハハハ・・・」
やばい・・・緊張してきた・・・!俺の額には冷や汗が滲んできた。
マカ「お前たちにはまず、この紙に書かれているところに行ってもらう。」
マスターが甲板から2つに折った10枚の紙を空中に放り投げる。みんな紙に手を伸ばす。俺もジャンプして頭上に落ちてきた紙を広げてトーヤと一緒に見た。
マカ「1か所に2つのチームが行くことになっておる。お互いどのチームがどこに行くかは誰も知らん。決して教えてはならん。そして、同じ場所についたチーム同士、勝負をすることになる。」
グ「つまり、5つの街にそれぞれ2つのチームが行き・・・」
マ「勝負して、勝ったチームが第2ミッションへ進む事が出来る。」
ユ「この時点で勝ち残るチームは5つ。」
エル「いっきに半分も減るのか。漢だ!!」
エバ「意味わかんないわよ。」
俺はトーヤの紙には「ミジリョーホウ」と書かれていた。つまり、俺とトーヤのチームともう1つのチームがミジリョーホウの森に来るってことか。
ト「いったい、誰が来るんでしょうね?」
ショ「あんまり強い人じゃないといいんだけど・・・」
って、俺以外はみんな強いか・・・
フリ「あれじゃないか、試験会場のリグリション島は。」
フリードの
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ