魔法先生ネギま!
0318話
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るが……まぁ、いいか。それよりもさすがに4時間近くも本を読んでいただけあって喉の渇きを覚えた。
「うーん、やっぱり千鶴の淹れてくれたお茶の方が美味いな」
自分で茶を淹れて飲んでみるが、正直物足りないと言うか、いまいち感がある。
そんな風にお茶を飲んでいると、コンコンというノックの音が。
……誰だ? 確か夜に出歩くのは禁止されてた筈。……いや、3-Aの生徒なら普通に遊びに来るか。昨夜は酒のせいでダウンしていた奴が多い分、余計に騒ぎそうな気がする。
ただ、一応昨日の今日という事もあり意識をリラックス状態から戦闘状態に戻していつでも反応出来るようにして襖を開けた。そこにいたのは……
「や、アクセル君。良かった、まだ寝てなかったんだね」
妙にテンションの高い柿崎と。
「……こんばんは」
いつもの凛々しい様子は鳴りを潜めて、どこかしおらしい様子を見せる釘宮だった。
……だろうな。まさかフェイトもこんな所で襲ってくるなんて真似はしないだろう。
「まぁ、取りあえず入れ。新田に見つかったら怒られるぞ」
襖から離れて……ふとこの部屋の出入り口付近を向いている防犯カメラに気が付く。
ん? あんな所に監視カメラあったか?
「アクセル君?」
柿崎に声を掛けられ、我に返る。
「いや、何でも無い。ほら、入ってくれ」
「お邪魔しまーす」
「……」
いつもの柿崎と、どこかいつもと違う釘宮。そんな対照的な2人を部屋の中へと案内し、窓際にある椅子で向かい合わせに座る。
「あれ? 何この難しい字。英語じゃないよね?」
柿崎がテーブルの上に置かれている魔法書をペラペラと捲りながらそう呟く。
しまったな。まさかこの時間に誰かが来るとも思ってなかったから読み終わった魔法書とかをそのままテーブルの上に出しっぱなしだった。さすがにこの2人の目の前で空間倉庫を展開する訳にもいかないので部屋の隅へと纏めておく。
幸いなのはラテン語で書かれているので柿崎達には読めないって事か。
「漫画に、小説、学術書? なんか手当たり次第って感じだね。ユエちゃんとかと話合うんじゃない?」
「どうだろうな。少なくても俺は哲学とかそういうのには興味ないよ。……で、用件は? 釘宮の様子を見る限りだと単純に遊びに来たって訳でも無さそうだし」
俺の言葉に、びくりと反応する釘宮。柿崎はその様子を苦笑しながら眺めつつ、口を開く。
「ちょっと円がアクセル君に話があるって言ってね。私はその付き添いみたいなものよ。ほら、円。私はちょっと席を外すから」
まるで励ますかのように、釘宮の肩をポンと叩いて部屋から出て行く柿崎。そうして俺の部屋に残ったのは何故か顔を赤くしながら緊張している釘宮と、そ
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