暁 〜小説投稿サイト〜
世界征服を剣のみで行おうとする猛者が降臨しました。
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死にました。その後蘇りました。詳細はこれです。
ーー俺はいつもの様に高校へ登校、いつもの様に授業を聞き流し、いつもの様に学食を平らげ、いつもの様に下校した。家に帰ると誰も居なかったからアイスミルクティーを買おうとコンビニまで出掛けようとマンションのエレベーターに乗った所、その中で意識を失い、暗黒に染まった暗闇の世界で、あの男に出会った。
その男の話が本当だとすれば、これもまた美味しい話なのだが、どうも信じれそうに無い。
この男はマキと言うらしい。マキは地球ではない別世界に住んでると言う。そっちの世界では魔法や魔物があったりするらしい。マキは別世界と地球を行き来する道具を極秘で手に入れ、それを使用した。するとワープ先は確かに地球だったが、事故があり、不時着したが、そこに俺が居て、止む無く俺を殺す、という事になってしまった。
意識が戻った後マキは、命が半分半分だとか何とか。言い訳も甚だしい。
ーー「……ッ!」
ここは何処だ……。……これはまさか、アイツの言ってた別世界か。本当にあったのか。周りは木々に囲まれている。時間は分からないが、昼である事は確かだ。
「お?」
目の前に焦点を合わせると、土の地面に突き刺さっている。
「じゃあ取れって事だなこれは」
剣を抜き取ると、途端に俺の頭の中に何かが過る。
まるで頭の中を何かが走り抜けた様な感覚。
「半分は俺って行ったろ?」
「……だ、誰?」
「マキだよ」
勿論そこにマキは居ない。と言うかマキの容姿を知らない。
「何処に居る?」
「何処にも居ないぜ。今は霊みたいな姿だから見えないんだろ」
「へえ。で俺剣なんか持っちゃって何すんだ?」
「好きな事しろよ。取り敢えず夜まで待ってモンスターとでも戦ってみたらいいんじゃない」
「ぜっっっっっったいにボコボコにされるだろ」
「良いから待て!」
身体に何かを制御されている気がする。やはり半分半分とはこのことか。
俺の予想からしてマキはこの剣だ。俺がこの剣を持っている限り、マキは俺の中で生き続ける。逆に俺が剣を手放してしまえばマキはこの世から消えちまう。
ーー段々と日が沈んで行く。森の中と言えども夕日は覗けている。
「何だ?」
何処かに気配がする。マキでは無い。後ろ、いや木に隠れているのか?
「上かよ!」
鬱蒼と葉が生える木の上から何かが降って来る。マキが何か情報とかを教えてくれるかと思ったが全く音沙汰無い。結局身体を動かせる人がやらなければいけないと。
目の前に見えるのはヒト型の魔物で、背丈は俺より低め。因みに俺の身長は170センチ程度。
やるしか無いか。相手は槍を持っているが、まずは槍で攻撃出来ない様にしたい。取り敢えず距離を置
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