番外編その1みんなで肝試し…?
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約2名だけ見てると祟られそうだから、急いで目をそらす。周囲を見渡すと、視界に入ったのは遊佐さんだった。いつものように無表情でグロ映画を見ていた――って、あれ?よく見ると何かを食べていた。
遊佐「……………(じゅ〜 もぐもぐ)」
……焼き肉を食べていた。何!?どこをどうつっこめばいいか分からない!!急いで遊佐さんから視界を外した。
〜それから20分後〜
秀吉と岩沢さんが眠って、さっきまで僕の腕を掴んでいた手は離れていた。あ〜やっと解放された。
雄二「明久、どうだった?微ハーレム状態は」
明久「そりゃあ、もちろんよかったよ。でも、一部の人に凄い睨みつけられながね…」
雄二「まぁ、あれは仕方ねぇだろ」
あの人を恨むような視線は僕が生きていた頃にいた、FFF団の嫉妬に狂って襲ってくる目をしていた。
音無「吉井はまだいいだろ…俺は日向と一緒に見たんだぜ」
そこに音無君登場。そっか〜日向君とか〜………え?日向君と?
明久「もしかして、日向君って本当にそっち系の人じゃ…」
雄二「あぁ、可能性はあるな…」
音無「そうなのか?……もし、そうだったら俺はどう答えたらいいんだ…?」
日向「ちげぇーよ!!単に怖くて音無と一緒に見たんだよ。決してそっち系の人ではない!!」
日向君登場。なんだ…誤解だったのか…
雄二「日向、お前男の癖に何で怖がってるんだ。椎名を見習え」
顔を椎名さんの方に向けると、グロ映画を見ていても表情を一つも変えずに見ていた。
音無「椎名、お前は平気そうだな。怖くないのか?」
椎名「……死と隣合わせには慣れている。私はそういう人生を送ってきたのだから…」
前から思っているけど椎名さんって何者なんだろう?
ユイ「あ、変なの押しちゃいました――」
突然、画面がグロ映画から180度違うものが写された。タイトルは『仔犬物語 かわいそうなペコ』というタイトルで明らかに感動物の映画だった。
椎名「……うっ…し……死と、えぐっ…隣…ううっ……合わせには……」
隣では椎名さんが泣いていた。確か、椎名さんって犬が好きだから、こういう犬が死んでしまうシーンは弱いのかもしれない。
日向「これのどこを見習えと?」
雄二「……すまん。返す言葉がない」
まったくもって、本当に返す言葉がない。
〜それから10分後〜
岩沢「………う〜ん」
明久「あ、岩沢さん起きたんだ」
岩沢「……飽きた」
明久「へ?」
突然のことに思考回路が止まってしまった。
岩沢「映画なんかより新曲を聴け!!ゲリラライブ開始だ――(ごんっ)って痛ぁ!!」
少し暴走した岩沢さんを、ゆりさんとひさ子さんのげんこつが岩沢さんの頭にクリーンヒットし
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