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φφφ
ふと、意識が覚醒した。
私は、まだ意識が残っているということに驚いた。
「ここは…?」
透明な板の上に私は一人でたっていた。
装備はSAOの時のまま。
右手を振ってウィンドウを出すと、最終フェイズ…なんて言う、何となく怖さを感じる文字が浮かんでいた。
これが100%になった時、私はどうなるんだろう。
考えていたその時だった。
「ーーキリア?」
暖かさと困惑が宿ったその声。
幻聴のはずが無い。
私は恐る恐る、声がした方へ振り向いた。
「…レオ…」
そこには、間違いなく、私が愛して止まないレオの姿があった。
レオが、泣きそうになりながらも両手を開いてくる。
私は駆け寄ると、ぎゅ、と抱きついた。
「ごめんね…折角守ってくれたのに、死んじゃったよ…」
「阿呆…守ってやったのに…」
私はボロボロと涙を流しながら、レオの胸に顔を埋め、泣く。
「…お兄ちゃんたちはどうしたのかな」
「探すか?」
落ち着いた私は、同時刻に消えたはずの兄と、兄を守ったアスナさんを探す。
向こう側に、小さな人影が二つ、見えた。
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