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魔法科高校の神童生
Episode外伝:約束?想い
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ュの男に向かって腕を振り、牽制用にドライブリザードを発動させる。
そういえば、シルバーフィストを使わないで魔法を使うのは久しぶりだな。まあ、発動スピードくらいしかあまり変わらないんだけどね。
白いベールに飲み込まれた男を、これからどう殺そうかと考え始めた瞬間、ドライアイス群は急速に溶けて消えていった。
それと同時に聞こえ始めた、俺の精神を逆撫でするような不快な金属音のような……


「アンティナイトのジャミング波か」


アンティナイトとは、魔法の発動プロセスを妨害するサイオンノイズを作り出す物質として知られている。表の世界ではとても貴重で高価かつ軍事物質とされているが、裏の世界ではよく見る一品で、厄介な代物だ。
流石は世界で一二を争う規模の反魔法組織ブランシュ。アンティナイトのブレスレットの量産は可能か。


「まあ、壊してしまえば問題はないけどね」


そう呟いた時にはあの男の腕は俺の間合いの中だ。突然間合いに入られて反応しきれていない男の鳩尾に拳を突き立て、意識をアンティナイトから外す。するとアンティナイトへ供給される男のサイオンがなくなりノイズは止んだ。


「消えろ…!」


意識を男の腕に集中させて、そして消失を発動。空間に歪を残して、男の腕は肘の下から引き千切られたようになくなっていた。


「ぎゃああああ!?」


「うるさい耳触りだよ。
……さっさと死ね」


痛みに悶える男の頭を右手で鷲掴みにして、放電。右手から伝わった高電圧のマイクロウェーブが男の脳を焼き切った。


「ガバッ…?」


顔中の穴から血を噴出して、男は倒れた。


「呆気なかったな……」


倒れ伏した男の亡骸を見て、顔にかかった男の血を拭い取る。


「お前も、仲間たちの所へ逝け」


そして消失で、男の存在そのものを消した。これで、俺が殺した証拠はなくなったわけだ。
さて、もうこうなってしまった以上、これから遊ぶなんて無理かな。


「隼人…」


「ん?
痛っ!?」


後ろから近づいてきたエイミィの拳が、振り向いた俺の鳩尾に入った。あまり力が篭ってはいなかったためか痛みは少ないけど、それよりも。



「エイミィ……ごめん」


「……なにが?」


「…俺、ずっと前から約束破ってたんだ」


「それはなんの約束?」


「……『俺が傷つかない、そして君も傷つかない』約束…」


俺が下を向きながらそう言うと、エイミィはそれきり黙ってしまった。
気まずい沈黙が流れて、思わず俺は顔を上げた。


「ーーーえ?」


惚けた声を上げたのは、それが衝撃的だったから。顔が赤くなったのは、それが恥ずか
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