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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
幕間3 「天災と暗躍と、時々チカさん」
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前回のあらすじ:馬鹿ばっか
クラス対抗戦より前の襲撃。タイムシートで見てみればたった1日の誤差だ。だがその内容はもはや原作と全く違う。一夏や当日に来るはずだったお偉いさんたちの不在、速すぎる簪の参戦、分離変形するステキIS、生身でのIS撃破。今日は安全と思っていた私の予測はものの見事に砕け散ることとなった。
まだ辛うじて誤差の範囲内と言えなくもないが、これからは一時も気が抜けないかもしれない。この調子だとこれからも誤差はバンバン発生し、最終的には原作から乖離していくだろう。ま、あのラノベ未完だから最後にはそうなる運命ってのは分かってるんだけど。
織斑先生の解散命令後、ベル君がこちらに歩み寄ってきた。荒事は死ぬほど苦手だと言っていたのに、ここにいるという事は現場に足を運んでいたのだろうか?と疑問を覚える。戦いへの極端に忌避傾向があるって診断書に書いてあったが・・・あ、顔色悪い。これは無理してきた線が濃厚だね。
「・・・ミノリ」
「やあ、ベル君。ひょっとして心配かけちゃった?」
「・・・怪我はない?」
本当に心配を掛けちゃったようだ。ベル君の口が僅かながらへの字に曲がっている時は他人を気遣っている合図である。・・・それにしても名前で呼ばれるとちょっとこそばゆいな。まぁベル君はいい子だから今更ダメとは言わないがね!
「見ての通りピンピンしてるよ?足もちゃんとあるし影だってほらこの通り!なんつって〜」
「・・・ならいい」
ふぅ、と小さく安どのため息を吐いて踵を返そうとするベル君。私のボケはスルーですか。
うーん・・・小さな動作から何を考えてるかは読み取れるけど、たまにはもっと分かりやすく表現してもらいたいものである。というか実際ベル君はもう少し態度を行動に表した方がいい。でなければ彼はいつまでも理解してくれる人間―――つまり味方と言える人が少ないまま生きていくことになるだろう。
別に自分の事じゃないとも思うけど、いつまでもベル君の世話を焼けるとも限らないし・・・よし!ここは一丁、私流のコミュニケーション術を伝授しますか!
「えいっ」
ぎゅむっ、と両手でベル君を抱きしめた。
「・・・!?」
突然抱きしめられたベル君は目を見開いて動揺している。何故抱かれているのか、どうすればいいのか分からないっといった感じだ。目をぱちくりさせる動作がまた子供っぽくてかわいい。石鹸のいい匂いがする男の子ってどうよ?体温はちょっと低いのか、ひんやりしているような気がする。 ・・・うーん、見込み通りイイ抱き心地じゃなイカ。
・・・っとと、いかんいかん思考が欲望に傾きかけた。別にセクハラで抱き着いたわけではないのだからいう事を言わないとね。
「どう?あったかい?」
「・・・」
こくりと頷く。ベル君の
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