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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第31話 「あの時の約束を覚えておるか……?」
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だけ、新メニューを開発したところで、彼女に『おいしい』の一言を言わすのは不可能だぞ?」
めだかがそう言う。
「おいしい… 委員長がそう言ってくれるのは最大級の賛辞だと僕は思うね。僕の場合は、めだかちゃんに「よくやった」かな?」
劉一は、笑いながらそう言ってめだかちゃんを見た。
「ふむ!」
めだかもセンスをビシッと構える。
焔木先輩は、目を見開かせた…
「あ…た 確かに… 委員長…いつも言ってたよ… 『生きる事…殺す事…』 そうやって委員の皆に……」
知っていたようだ。
だけど… 認めてもらいたくて…焦って焦って…
全然本人が見えてなかったんだね。
そして… 基本をさ…
「そう言うことだね。全ての…食材を…
生命
(
いのち
)
を貰って料理を作ってるんだからさ!それが分かってたら… 後はもう少しだと思うよ!もうちょっとで、彼女に『おいしい』って言わせられると思うよ!」
劉一は、笑顔でそう言う。
でも……何かを間違えているような気がしていた。
「って あ…よくよく考えたら 新料理の開発の投書の件から大分遠ざかった気がする…。」
そう、それなのだ。
投書の内容は新料理の開発。
でも、今日した事は違う。
劉一はその事で苦笑いをしていた。
「そんなことない…。 まさか…後輩の君たちに…ましてや 食育委員会でもない人たちに… そんな事を気付かされるなんて… 俺 一から出直してくるよ。委員長に本当に認めてもらうためにさ。… どうもありがとう、黒神さんと劉一君」
焔木はそう言って2人に頭を下げた。
「……ふふふ。良かったです。がんばってください!先輩! …めだかちゃん。」
激励を言った後、めだかのほうを見る。
めだかは、顔色…そして目が変わった焔木先輩を見て確認すると…またまたセンスを構え。
「ふむっ…これにて一件落着だな。劉一。」
めだかちゃんはそう言い。
そして 食堂を後にした。
それは帰りの道中……
「やはり流石劉一だ。私が考え付く前に答えを導き出した。見事な手際だ。」
そう言って笑っていた。
「あ…ははは。 ありがとう、めだかちゃん。僕もしっかり補佐しないといけないからね。色々勉強してて良かったよ。」
そう言って劉一も笑った。
「ふむ!それはそうと、 米良二年生の事を詳しく話してもらおう!」
( !!えええ!!覚えてたの!)
すっかり忘れていたと思っていたのに、覚えていためだかちゃんに驚く!
……でも、心のどこかでは当然だとも思っていたようだ。
「当然だ!」
その劉一の心の声
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