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万華鏡
第三十三話 合宿の終わりその十五
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「降りるんですか」
「そうするわよ、いいわね」
「わかりました」
「さあ皆降りる用意をしてね」
 先生は琴乃達だけでなく皆にも言った。
「いいわね」
「よし、じゃあ皆停めるよ」
 バスの運転手さんも言って来た、八条バスの運転手さんだ。
「それじゃあね」
「何か意外な展開よね」
「そうよね」
 琴乃は景子と話した。
「まさかバスから降りて近くで見るなんてね」
「そうまでするのね」
「近くで見ないとね、作ったものはね」
 先生は微笑んで言う。
「勉強にならないからね」
「だからなんですね」
「そう、見るわよ」
 無論先生もだ、先生はむしろ自分の方が楽しそうにしていた。一行はバスを降りて近くでトラックを見るのだった。


第三十三話   完


                        2013・5・8
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