第四十三話
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第四十三話 運命の再会
パーティーとなった、それで先生の家のリビングに行くと。
六人は唖然となった、それは相手もだった。
華奈子は目を丸くさせてその雅美に言った。
「ええと、確か」
「バンドの時の」
雅美も目を丸くさせて言う。
「六年生だったわね、そういえば」
「まさかこんなところで会うなんて」
「というか転校生ってあんた・・・・・・じゃなかった先輩だから」
「クラウンっていったわよね」
「ええ、じゃなかったはいそうです」
華奈子は何とか礼儀を守って雅美に応えた。
「今もしています」
「元気そうね」
「先輩も」
もう呼び名が先輩になっていた、華奈子は目を見開いて丸くさせながらそのうえで雅美に対して話すのだった。
「それにしてもこんな再会って」
「私もびっくりしてるわ。何て言うべきかしら」
「ええと、この場合は」
クラウンの参謀格である春奈もどう言っていいかわからない、それで何を言うべきか言葉を選びながら言うのだった。
「何て言えばいいのかしら」
「ちょっとわからないわよね」
華奈子は春奈に顔を向けて言った。
「この状況だと」
「そうなの。こんなことがあるなんて」
それこそだというのだ。
「予想もしていなかったから」
「想定の範囲外よね」
全くだというのだ。
「こんなことってね」
「私の方もよ」
雅美も目を瞬かせつつ述べる。
「これはね」
「とにかくです」
クラウンのリーダー梨花も何とか冷静さを保って、という感じだ。そのうえで何とか言葉を出していくのだった。
「パーティーですから」
「そうね、パーティーだからね」
雅美も何とか応える。
「飲もう、ジュースに」
「お菓子もありますよ」
「それも食べましょう」
美樹よ赤音も言う。
「歓迎で再会でもありますけれど」
「今から」
こう話してだった、そうして。
全員コップを取った、そこにジュースを入れていって。
「乾杯」
「これから宜しく」
こう言ってまずはパーティーをはじめるのだった。
第四十三話 完
2013・6・6
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