第21話 こっくりさんのその後の話し
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が高いんだけど、それでも聞きたいのかい?」
「なっ。なんだよそれ………」
「と言いつつ、実は長谷川さんは聞いて知ったおいた方が良いとは思うワケだ。まぁ、聞いた後に「知りたくなかった」ってことなら、記憶は消すから」
「はぁっ? もう、何でもアリだな」
「まぁ、長くなるし。………、そうだな。今日はもう遅くなるから明日にでも数学のわからないことがある振りをして管理人室においで。多分長谷川さんが幼い頃から疑問に思ってたハズのことにも関係するから」
「なっ。それって………」
「うん。多分長谷川さんが想像した通りかな」
「(暁。うさんくさいです………)」
「(だな。オレもそう思う。とりあえず、リニスは分身体をここに連れてきてくれ。入れ替わるから)」
「(わかりました)」
気絶している女の子をいつまでも見ているわけにはいかないので、長谷川さんに後を託し、部室を出て扉を閉め、その前で待機しておくことにする。
もちろん、その旨はちゃんと長谷川さんに伝えておく。
しばらくするとリニスが猫の姿で分身体を連れてくる。監視の目が無いのはわかっているので、分身体を解除する。
それから5分ぐらいで、気絶していた子らは皆目を覚ましたようだ。長谷川さんからそう声がかかる。
ノックをして部室に入り、4人に対し一通り説教をする。何があったかについては、「こっくりさん」をしている途中、長谷川さんを除く4人が急に倒れ、慌てた長谷川さんが人を呼びに出て、見回りをしていたオレが駆けつけた。呼吸は安定していたので様子を見ていたが、「もう30分も気がつかなかったら救急車を呼ぶような大事になっていたんだぞ!」と脅しも込めて説明しておいた。
「大丈夫と思うが、一応保健室に行っておけ」
「「「はーい」」」
「後わかっていると思うが、2度と「こっくりさん」をするなよ! 「えんじぇるさん」とかもだぞ!」
「「はーい」」「えーっ!?」
ホントにわかってんのか?
とにかく5人を保健室に連れて行き、保険医に一通り話して後は任せる。
その後、学園長室に行き、「見回りの途中、嫌な魔力の高まりを感じ、念のため現場へ向かったら、占い研究会の子が倒れていた。唯一無事だった2−Aの長谷川に事情を聞いたら、4人で「こっくりさん」をやったらしい。その中にお孫さんの2−Aの近衛もいたので、「こっくりさん」により、東洋一と言われるあの魔力が暴走したんじゃないでしょうか?」と虚実入り混ぜて報告しておく。
悪霊が召還され、それを退治した時に長谷川さんに見られたことと退治方法を説明してないだけだ。
「なんとのぉ。よぅやってくれたのぉ、サギ君。こっちでも魔力の高まりは感じたんじゃが、直ぐに収ま
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