暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
24話:蒼雷と紅炎の斬撃
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せんよ」
「っ、ぐああぁあぁぁ!!」
不意に聞こえる声と、いきなりの銃声と共に士の体から火花が散る。
その攻撃で耐えきれなくなった士は、呆気なく地面に転がる。
「ぐっ、くそぉ……誰だ!?」
「ふふふふ……」
士の声に対し、襲撃者は不敵な笑い声を上げ、ビルとビルの間の路地から、その姿を現す。
月夜の光を浴びながら、全身を黒よりも濃い漆黒で染まった屈強なアーマー。肩や肘などの各部には禍々しい突起物のようなものが。
そこに走る緑、赤、黄色、銀色、青、白に前者とはまた違った、キラキラと光る白のライン。
顔は体と同じ漆黒に染まり、赤い複眼が闇に灯る。その姿は、まさに………
――――仮面ライダー
「初めまして、と言っておきましょう。ま、私はあなたの事をよく(・・)知っているんですがね」
丁寧な言葉ながら、相手を見下したような口調をしながら士に歩み寄る。
「てめぇは…いったい…?」
ゆっくりと立ち上がりながら士が問いかけると、襲撃者は仮面ライダーにはない禍々しい口角を上げ、口を開く。
「ただのライダー似の怪人、とでも言っておきましょうか……」
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